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2022年5月11日 (水)

人生楽もあれば苦もある

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「花のいのちは みじかくて 苦しきことのみ 多かりき」(林芙美子)
花は、ぱっと咲いて、ぱっと散る「長く残るのは苦しきことのみである」人生もその通りで、現実は苦しいことの方が多いと感じることです。
 
ある哲学者は、一生の終わりに計算してみて、楽しいことのほうが多かったか、それとも苦しみのほうが多かったか、その結果によって幸・不幸を決めるしかないかもしれない、と語っています。

どんなに地位があり、財産があっても、幸福をつかめない人はいます。どんなにすばらしい結婚をしても、いつかは愛する人と別れなければなりません。愛別離苦は避けられません。

どんなに有名人になっても、病気で苦しみきって死んでいく人は、たくさんいます。美しく生まれたために、かえって、人生を不幸にする人も少なくありません。いったい、幸福は、どこにあるのか? どうすれば幸福になれるのか? これが人生の根本問題であり、永遠に追求すべき課題であると思います。
 
結論的にいえば、「幸福は自分自身をどう確立するか」という問題です。どんなに幸福そうな環境にあっても、自分自身がむなしさを感じ、苦しみを感じていれば不幸です。

一般的に、幸福の条件というと、経済的に豊かであり、健康で、周りの人からも大事にされることなどが、挙げられると思います。こうした条件を、満たしているように見える人は、世間にも数多くいるでしょう。

しかし、本当に、それで幸せを満喫しているかというと、必ずしも、そうとは言えません。心に不安をかかえている人も少なくありません。これらは、相対的幸福であり、決して永続的なものではないからです。

どんなに資産家であれ、社会の激変によって、一夜で貧乏のどん底に陥る場合もあります。健康を誇っていた人も、不慮の事故や病に苦しむこともあります。さらに、加齢とともに、誰しも、さまざまな病気が出てくるものです。
 
人は、財や地位、健康、名誉など、相対的幸福を願い、求めて、努力するなかで、向上、成長していくことも事実です。しかし、崩れざる真実の幸福は、相対的幸福にではなく、絶対的幸福にこそあるのです。
 
絶対的幸福とは、有為転変する周りの条件に支配されるのではなく、自分が心に決めた使命、目的に向かって実践していくなかで生ずる、生命自体の充実感、満足感なのです。

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