リレーされる”いのち”
私たちが先祖や子孫のことを想い起こすことができるのは、せいぜい3世代くらいまででしょうが、私が今ここにいるということは、何はともあれ、二人の父母がいたからです。その親がまた二人ずつで四人と倍々に増えていきます。
父母、祖父母、曾祖父母と世代をさかのぼればのぼるほど、祖様の数は増えてきます。実際はいろいろと複雑に絡み合っているのですが、こうして考えますと人類みな兄弟、ご先祖様はみな同じということになります。
人間同士も、すべてのいのちも同じつながりがあるのです。ですから、いのちあるものはみな兄弟と意識できれば、人間同士が傷つけあったり、他の生命を粗末に扱ったりということもなくなるのではないでしょうか。
人間同士も、すべてのいのちも同じつながりがあるのです。ですから、いのちあるものはみな兄弟と意識できれば、人間同士が傷つけあったり、他の生命を粗末に扱ったりということもなくなるのではないでしょうか。
動植物の多様性
スミレ・タンポポのような小さな草花も、アリのような虫も、私たち人間も、みな同じ生命の持ち主であり、その生命力は遠い先祖からはるか未来へリレーされていくいのちなのです。私たちは、あらゆる生命の誕生を喜ぶことはもちろん、人間のみならず、動物や植物の生命のつながりや重さをかみしめたいものです。
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