一隅を照らす
世間一般的に、自分の置かれた状況や環境に対して不平不満を言う人は結構いるものです。自分の「夢」や「理想」を掲げるのは結構なことです。しかし、それを実現させようと思えば、まずは “目の前のこと” にド真剣に取り組むことが先です。
つまり「一隅を照らす」は・・・「自分の居場所で精一杯に尽くすこと」そんな姿勢で毎日を送っていれば、必然的にその場その場で欠くことのできない人間となり、社会からも必要とされる人間になっていくはずです。
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家族や親しい友人など、今までの人生で深めてきた人間関係は、高齢者にとって大切な宝物です。そんな人たちの笑顔を見れば何よりうれしく、幸せを感じられるものです。自分の人生は良いものだったと、かみしめることができる瞬間です。
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現代社会は年々慌ただしく、複雑になっていっています。健全な心と身体を保つためにも、丁寧に生きることの重要性が増しています。人生を楽しくゆったり・丁寧に過ごして生きたいものです。
「生きがい」を感じることで「幸せ」と感じる…。
生きがいとは、平たく言えば、「生きる張り合い」のことで、「このために、自分は生きているんだ」という、生きる原動力になることです。
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「失うことで得るものもある」
人は常に「何か」を求めて行動を起こしています。そして手に入らなかったり、思い通りにいかないことでネガティブになります。一方で、失って得るものがあります。
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多くの人の優しさや助けによって、今日まで生きてきた私たちです。
かつてお世話になったその人たちに、「いつか“恩返し”できたら・・・」と、誰もが心の片隅に何らかの感謝を抱き続けているのではないでしょうか。
「恩送り」とは
「恩返し」は基本的に恩をくださった方にお返しする「一対一」のやり取りですが、恩送りは一つの優しさや助けを受けたとしても、その喜びや感謝を渡す人数に上限はありません。
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「老いても前向きに生きる」
人は老いるごとに生活が単調化し、時間はすぐに過ぎ去るようになり、感性は衰えていくと考えられています。しかし上手に老いることができれば、終わりが来るそのときまで、心豊かに生きることができると思います。
年齢を重ねること・・・。老いていくこと・・・。必ずみんなが経験することです。しかし、同じ年であっても、若々しい人もいれば、なんとなく元気がなく老け込んで見える人もいます。年を重ねることは一年に一度の大切なことです。どんな風に一年を過ごしたか振り返る良い機会でもあります。
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12月1日、母親が朝早く起きて、ぼた餅をつくり、川に供えて水神を祀る年中行事がありました。このぼた餅を食べると河童に引かれないとか、水難を免れるとか、風邪をひかないなどという信仰がありました。また、川に行って尻を水につけるとか・・・水辺での禊 (みそぎ) が変形したものとも考えられます。
朝早く、近所の子供たちで、ちかくの兵衛川に行き、橋の下に降りて川面に尻を浸けるのですが、川面は凍っていて、氷を割って浸けたのです。そして、氷の上で遊んでいるうちに、氷が割れて腰まで濡れて・・・家に帰り、母親に叱られた覚えがあります。
もちろん終戦後(1945年)以降はそんな行事はなくなりましたが、今では、温暖化で川の水が氷ることはりません。そして、河川改修が行われ、その面影も消え失せてしまいましたが、人々の楽しみの行事は、現代人には考えられません。
純朴で、人の絆・思いやり・助け合いなどの精神は尊いものであったと思います。昔の行事を思い、自然に生きる・・・自然を大切さを考えさせらる今日この頃です。
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