心の豊かさとは「足るを知る」こと
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心のな豊かさは「足るを知る」ことです。
最低限度の物質的な豊かさが必要だと思いますが、その上で何気ない日常にありがたみを感じることができれば、精神的に豊かだと言えると思います。
何もないところに穏やかさを感じ、心穏やかに過ごす。
また何もないところから笑いや楽しみを生み出し、身近な人と楽しく過ごす。そんな何気ない日常が、悪くはないというだけでなく、何気ないありふれた日常に、ありがたみや幸福感を感じるようになれば、それは心が豊かなのだと思います。
そんな心の豊かさは、「こうでなければ」という条件はあまり付かないように思えます。例えば恋人がいることが幸せだ、と考えていれば、そうでない状態は不幸せになります。
しかし天気の良い日の心地よさや、頬を伝う風の心地よさなど、自然の与えてくれる心地よさは、日常から感じることができるはずです。幸せの型を自分で決めてしまって、自らそこに捉われてしまえば、そうした日常の幸せは、心が感じ取れなくなってしまうように思えます。
そういう意味では、心の豊かさは、型に嵌(は)まった幸福感に捉われていないことで、ふとした幸せを、心が感じ取れる状態と言えるように思います。また心が豊かであれば、人に与えることができ、人と分かち合うことができる状態だとも思います。
自分が得ること、それはもちろん大切なことではありますが、必要以上の物を求めず、「足るを知る」感覚があれば他の人と分かち合うことは可能なはずで、そういう意味では欲が少なく、人と分かち合うことができる状態が、心が豊かな状態だと言えると思います。
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