野の花の心
信じた人にだまされ、愛した人から裏切られる…夫婦間でも、言葉で傷つけ、傷つけられる…病気、事故災難、経済的問題、自然災害、最近ならコロナ災禍などが襲い掛かることもあります。
純粋な夢と希望を抱いて出発した人生が、傷心の日々の中で、不信と不満と猜疑(さいぎ)心で、心に汚れが付き、なえてくるのです。
会社や親族、町内の人間関係の煩雑さで、人からどう思われ、どう評価されるかを気にするようになり、自分らしさを見失い、心の美しさと強さを失っていきます。そのため、ひどく臆病な人生を歩むようになることがあります。
では、どうしたら、心が汚れず、美しさを保って、何事にも動じない強さを持って生きることができるのでしょうか。
そんな時は、道端でけなげに咲いている野の花を見ればいいのです。
花にも、人間の手を介在して咲く花と、自然のままで、一切人の世話を受けずに咲く花があります。花壇で咲く花、花屋さんに陳列される花、温室で手厚く育成される花は、人が丹精を込めて育てるので、暴風雨や日照りで、枯れ果て、なえる心配はありません。
野の花は・・・
「私の主人は、天の父母様、神様です。神様は、いつでも、私を愛してくださり、なんの不足も感じたことがありません、喉が渇けば雨を降らせ、運動したいと思えば、風を吹かせて揺らしてくださいます。私は、ひたむきに天の父母様を信じ委ねています。心配したことは一度もありません。」
人生は、人だけを見つめていると、一喜一憂、心配で、疲れるだけです。しかし、天の父母なる神様を信じて、委ねていけば、必ず道は開かれるのです。
純粋に、神様の愛を信じて疑わず、至誠感天、ひたむきに、神様の道を歩んでいく強さがあれば、全ての困難と障壁は消滅するのです。神様は、信じて求める人を決して失望させないからです。
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