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2021年10月28日 (木)

地域の原点は隣組

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「♪とんとん とかりんと 隣組」の歌は、ドリフターズの歌で知られいますが、終戦前後のラジオで覚えています。作詞者の岡本一平は、岡本太郎の父親です。

♪とんとん とんからりと 隣組 
格子(こうし)を開ければ 顔なじみ 
廻して頂戴 回覧板
知らせられたり 知らせたり
 
とんとん とんからりと 隣組
あれこれ面倒 味噌醤油
御飯の炊き方 垣根越し
教えられたり 教えたり
      
とんとん とんからりと 隣組
地震やかみなり 火事どろぼう
互いに役立つ 用心棒
助けられたり 助けたり
 
とんとん とんからりと 隣組
何軒あろうと 一所帯
こころは一つの 屋根の月
纏(まと)められたり 纏めたり♪

この歌の詩は、本当に「人間の生きる原点」のような気がします。
現代では、通用しません?が、この精神は、「人は一人では生きられない、思いやり・助け合いがあって生きられる」人間社会を、思い出させています。

現代は、 社会保障制度で、高齢者、障害者、子どもなどの対象者ごとに、また、生活に必要な機能ごとに、公的支援制度の整備と公的支援の充実が図られ、人々の暮らしを支えています。しかし、高齢化や人口減少が進み、地域・家庭・職場という人々の生活領域における支え合いの基盤が弱まってきています。

暮らしにおける人と人とのつながりが弱まる中、これを再構築することで、人生における様々な困難に直面した場合でも、誰もが役割を持ち、お互いが配慮し存在を認め合い、そして時に支え合うことで、孤立せずにその人らしい生活を送ることができるような社会としていくことが求められています。地域共生社会は、誰もが安心してその人らしく生きていける社会をつくることです。

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