私たちはどう生きるか
私は、昭和・平成・令和・生きてきて、敗戦の悲惨さ、就職難の苦しみ、生きることの大変さを経験しています。吉野源三郎さん『君たちはどう生きるか』ブームになりましたが・・・
今「私たちはどう生きるか」・・・です。
現代の「大人」たちの余裕がなくなってきています。少し昔の大人たちは、ある程度の年齢になると「隠居」していました。
「俺はリタイアするけども、君たちはちゃんと生きてくれよ」と、若い人たちに励ましの言葉をかけていればよかった。定年退職後も、年金など社会保障が充実していました。しかし、時代は変わり、80歳でも90歳でも、生涯現役として生きなければいけない、時代になってしまいました。
国や社会に、大きな体制に依存して自分を守っていく道が閉ざされてきしまったのです。そして「自分はどう生きるか」を考えなくてはいけなくなりました。一人ひとりが、健康も含めて、自分で生き方を探し…ケアする道を探し…を考えなけれいけない時代です。
今は、一応は国家、社会保障といった仕組みが機能しています。私たちが今でも「老後の生き方」なんて考えられるのは、社会保障への信頼が残っているからです。これからも、社会保障の充実を願いたいものです。
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