人を助けて、人に助けられて
「第一の誕生」は受け身であり、与えられたいのちは、親や周囲の援助がなければ、そのまま失ってしまうような危うい存在なのです。そんな危うい誕生をした私たちが、何十年も生きられるのはなぜでしょう。
それは、あまり意識していないかもしれませんが、自らが持って生まれた「いのちの力」と家族や周囲のさまざまな人々の「お世話(支援)」があったからでは ないでしょうか。「迷惑をかけた」のではなく、「お世話」になってきたのです。
こうして「お世話」になりながら育ってくるなかで、私たちの心には、「できることで、誰かを助けたい」「誰かのために役に立ちたい」といった気持ち が、育っていくのではないでしょうか。
人と人がつながって生きるという双方向の人間関係の土台には、このようにお世話になったり、お世話をしたりすること を通して育つ人間への基本的信頼感があるのです。
人と人がつながって生きるという双方向の人間関係の土台には、このようにお世話になったり、お世話をしたりすること を通して育つ人間への基本的信頼感があるのです。
真心を持って人を助ければ、必ず自分も人から助けられる・・・
常日頃、見返りを求めることなく人と接していれば、もし自分が困った時には誰かに助けてもらえることでしょう。心より人を助ければ必ず自分も助けられます。人のつながりを大切にしたいものです。
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