怒ったら負け
今、私たちの身の回りで「怒る人」がふえています。電車の中や駅で、何かのお店の中で、駅員さんや店員さんの対応が気に入らないなどの理由で、訳もなくキレて怒鳴っている。こんな人をよく見かけます。
それどころか「怒って何か悪い」・「怒るのは相手が悪いからだ」という人さえいます。しかも、その「怒る人」が若者よりも中高年者に多いようなのも気になります。激しく変わって行く世間が気にくわない、自分が大切にされていないという思いが、ちょっとした機会に吹き出るのでしょうが、これも自分を守ろうとする自我の意識の表れにすぎません。
しかし、いちど怒りを爆発させると、自分を抑えられなくなって、怒りはますます強くなり、心は怒りで一杯になって身も心も消耗させてしまいます。怒りは、まさに私たちにとって猛毒なのです。
高齢となって「…”自分の思い通りに行かなかった時”…」怒るのかも知れない。その怒りの相手は様々です。相手が自然のときも・・・でも、天気が悪いと怒ってみても仕方がない・・・結局、身近な所に怒りをぶつける・・・。そしてその人の周囲に暗雲がたちこめることになるのです。
人間、一番心の底から怒るのは、理不尽なことをされた時です。理不尽にされたときに対する、怒りは心に残ります。怒りは体に良くありません。
周囲を見回すと、怒った姿を見たことがない、という人もいます。これは性格だろうか、それとも人間のスケールの違い? でも、怒ったことがない人は、逆に甘く見られることがあるので注意です。
年を取ったいま、家庭ではどうか?
老夫婦だけの暮らしでは、自分の機嫌の悪さを、カミさんにぶつけても、自分に跳ね返ってくるのみで、アッと言う間に逆襲され、「スミマセン」と謝らされるのがオチ・・・。怒ったら負けを、何度も反省することになるのです。
年を取ったいま、家庭ではどうか?
老夫婦だけの暮らしでは、自分の機嫌の悪さを、カミさんにぶつけても、自分に跳ね返ってくるのみで、アッと言う間に逆襲され、「スミマセン」と謝らされるのがオチ・・・。怒ったら負けを、何度も反省することになるのです。
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