誰にも遺せる唯一なものとは
人生にはたくさんの人との出会い、そしてその先には自ら離れることを決めた別れや望まない別れなどいろいろな「別れ」があることも事実です。その一つひとつを大切にするためには、どうしたらよいのでしょうか。
思想家・内村鑑三の名言
「後世へ遺すべき物はお金、事業、思想もあるが、誰にでもできる最大遺物とは、勇ましく高尚なる生涯である。」
事業を行ったかどうかで人の評価はできない。「もっとも尊い遺物とは資産でも知識でもない」・・・資産家にも、事業家にもなれず、本も書けず、教えることもできなければ、役に立たない平凡な人間として、何も遺さずに消えてしまうのでしょうか。
本当に誰にでも遺すことのできるものがあります。
「最大遺物・・・後世に誰でも遺せて、有益で害にならないものは、勇ましくて高尚な人の一生」です。これが本当の遺物ではないかと思います。今までの偉人の事業や文学者の遺した本は、偉大ですが、その人の一生に比べれば価値が小さいのではないでしょうか。
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