自分さえ良ければの考え
孔子の言葉に「己の欲せざる所は、人に施すこと勿れ」とあります。
ある時、一人の弟子が「人生で最も心がけるべきことはなんでしょうか」と孔子に尋ねたそうです。
孔子は、「自分が嫌だと思うようなことを、人にしてはならない。まず、自分の行動を慎み、全体の決まりに従うことが大切である」と答えました。
現代において、他人の迷惑も顧みず「自分さえよければよい」というような行動を取る人を見かけます。この「自分さえよければいい」という心理には、「自分一人で生きている」という考えがあるように思います。
他人との調和を図るためにも、まず「自分が嫌な事は他人にもしない」「相手の喜ぶことは何かを考える」ことは、社会生活においても、ビジネスにおいても、大いに考えなくてはならないことだと思います。
自分はいいと思っている行為も、多くの人が”良くないこと”…でマナーであり、ルールに犯している…とされていることは、「してはいけない行為」です。
そして、「人が見ていないから、誰かがやっているから」は、理由にならないのです。地域の環境美化からも、やってはいけない、「タバコの吸殻のぽいすて」「ゴミのポイ捨て」は絶対にしないことです。八王子市は、全市内歩行禁煙と条例に定められています。
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