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2021年5月27日 (木)

今こそ「仁」が大切

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江戸時代の都々逸に、「割って見せたや私の心、割れば色気と欲ばかり」というのがあります。

人間の心にはいつも色気と欲が先行しているのではないでしょうか。目先の私欲に振り回されるドロドロとした心ではなく、自分の欲望をしぼませて、サラサラとした清々しい心になれるようにしたいものです。
 
孔子の論語に「吾、十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従えども、のりをこえず。」がありますが、順調に精神的な進歩をとげることは難しいことです。
 
そこで孔子がおっしゃったのは、いまこそ『仁』が必要・・・
『人間生れた以上「ああ生れてよかった。生きてきてよかった」という思いを少しでも持って死ぬべきだ。そうでなければ意味がない。』ということでしょう。

同時に人間同志の「生きる」ことに対する考え方も大切。そして、孔子が一番大切だと考えられたのは『おもいやり』すなわち『仁』です。

「仁」という文字は人偏に『二』。二人のことです。二人の人間の間に成立するものが仁。夫と妻、兄と弟、先生と生徒、上司と部下、師匠と弟子、使う人と使われる人、あるいは道すがら出会った人、とかく二人なれば、生きていく上で道徳が生ずる。これが『思いやり』なんです。
 
人生の精神的成長の目安として努めていきたいものです。そして、せめて一生を終える頃には、欲に心が支配されず、悟りの境地を目指す心となっていたいものです。
 
あの世には決して、地位も・名誉も・財産も持って行けません。持って行けるのは自分の心だけです。いつ自分の欲を吹っ切れるかが大きな課題です。悟りの心になることは難しいけれど、せめて悟りを目指す心でありたいものです。

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