怒りを抑えるアンガ‐マネジメント
しかし、怒りの感情は「自分を守るための感情」だと心理学の中ではいわれています。怒りを発する前に、私たちは悲しみや悔しさ、不安などの感情を心の中に蓄積する仕組みを持っています。しかし、その容量を超えてしまうと、それらの感情を含んだ「怒り」として表にあふれ出てしまうのです。
アンガーマネジメント
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地域のコミュニティの重要性
なぜいま地域コミュニティなのか・・・「地域の人は地域で守る」・・・人が生きる基本
人はひとりでは生きられません。友達や周りの人とつながり、認め合うこ とで安心を得て生きています。
子どもや高齢者の方、障害者の方はもちろん、 私たちは誰でも、周りの人たちのちょっとした気遣いや見守りのなかで、支 え・支えられながら暮らしています。この当たり前のことを、私たちは長い 間忘れて暮らしてきたのかもしれません。
コックをひねれば水やガスがでる。町の安全は警察や消防が守ってくれる。 そんなサービスを前提に、わずらわしいことは「公共(役所)」にまかせて、 「私は一人でも生きていける」と思ってきた人もいるでしょう。
しかし、人と人とのつながりがどんどん希薄になるなか、周りの人とうま く関係をつくることができずに孤立化する人たちや、お互いが無関心ななか で発生する都市型犯罪の問題など、「ひとりで生きる」ことのはらむ問題点 が明らかになってきました。
さらに、大震災などで、公共サービスが途絶えた ときの「ひとりで生きる」ことは、想像を絶する結果になるのです。あのとき役 に立ったのは、外部から駆けつけた市民ボランティアの支えであり、なによ りも、近所どうしの見守りや支えあう力、すなわち地域コミュニティの力だ ったのです。
田中角栄元総理の名言に
「言って良い事・悪い事」「言って良い人・悪い人」「言って良い時・悪い時」というのがあります。この言葉を読んで、「なるほどなぁー」と思いました。
たとえ言って良い事であっても、「言って良い人と悪い人があり、言って良い人であっても言って良い時と悪い時がある・・・。」空気を読むことの大切さ、言葉の重さを教えられます。口から一旦出た言葉は元には戻らないのです。
最近は「言いたい事は誰でも、何処でも、何時でも、何でも言っていい」というような風潮になったきた気がします。それを助長するような報道やテレビ番組も多いように思います。
良好な人間関係を構築・維持するためには適切な言葉、相手、時、場所の選択・判断はとても大事なことで、特に若い世代にはこのことをしっかりと伝えないといけないと思います。
思ったことは何でも本気・本音で言うことが良いとは限りません。それによって相手を傷つけたり、不愉快にさせたり、相手の立場を悪くしたり、その場の雰囲気(空気)を悪くする場合もあります。また会議であれば本筋から外れたり、重要事項の時間配分にも影響してロスタイムにもなります。
普段のコミュニケーション・人間関係も言葉で成り立っています。
正しく「言って良い事・悪い事、言って良い人・悪い人、言って良い時・悪い時」が判断できるようになれば、人生も全てがうまく良くといっても過言じゃないと思います。
人間はその歴史の中で、自然を敬い、自然と共存して、生活してきました。
家族の助け合いや地域のつながりは、厳しい自然の中で生活するには必要不可欠なものであり、生きる知恵でもあったのです。
文明の発達とともに、自然との「共存」のあり方や家族形態に少しずつ変化が起こり、日本では戦後の経済成長によって環境汚染や核家族化という問題が生まれました。
子どもを取り巻く環境、また子育て環境も大きく変化しました。そしてこの急激な変化の中で育った子どもが成長し、変化する社会の中で子育てをしているのが現状です。
自然の中に人間が生きる上で必要な知恵をつける素材が豊富にある事に気付かずに子育てしている、あるいは気付いていても方法がみつからないといったケースが見受けられます。
情報社会とも言われる現代、溢れる情報の中から本質を見つけ出し自己判断のもとに行動できる能力が特に必要とされてきています。
この自己判断に必要な「感じる心」「行動する力」は、自然との出会いやふれあいの中で培われるものであり、その体験はやがて知識や知恵を生み出す源になります。未来を担う子どもが今必要としている環境づくりや、働きかけを考え、実行することです。
充実した人生を送っている人たちが口を揃えて唱える「今を生きろ」という言葉。
今を生きるためには、どのようなことを心がけ、何を実践すればよいのか・・・過去の失敗に執着せずに、これから起こる未来を心配し過ぎずに「今」この瞬間を生きるには・・・
過去には戻れず、未来は思い通りにはいかないと分かっていても、過去を悔やんだり未来に大きな期待を寄せることがあります。けれども今やらなければいけないこと、今行かなければいけない場所などに日々追われており、現実的には「今」を生きる以外ありません。
「今を大事にする」という言葉もよく聞かれます。
では、過去や未来を見つめるのとは違う「今を大事にする」とはつまり、「今という時間をしっかり意識する」ということです。
朝起きてから出勤前までの一連の流れの中で、気持ち良く1日を始めるにあたって、”今”をより意識するために・・・□決まった一日の行動を「物事の順序」□時間の使い方□いつものルートなどを変えてみる・・・そして、今日という日を大切にしようと意識を持つ・・・。
想像にまでしなかった、新型コロナウイルスの、変異型に悩まされたり、天災をはじめとして予測できないことがいつ自分の身に降りかかってくるか分かりません。
今をしっかり見つめ、日々を充実させ、悔いのない毎日を送ることが、今まで以上に求められているのかもしれません。いつもと同じ、安定した毎日もいいけれど、もっと「今」に注目してみることです。
地域の少子高齢化は、私たちの町でも例外ではありません。いかにしたら、以前のような活性化が取り戻せるか考えてみました。
私は、生まれも育ちも今も、同じ町(以前は村)に住んでいます。農家の生まれです。戦前からあった地域のしきたり・文化も、良しにつけ悪しにつけ、身に覚えは残っています。
もちろん、生活環境は、戦前・戦後の改革と地域の都市化の波に乗って、大きく変わって来ています。その変化の流れに、今まで人間としての、生きる術まで流れに飲み込まれてしまったかのようです。私たちの町の先代からの引きついてきた文化・資源まで押し流されてしまいそうです。
地域を活性化は、地域にあるもの、つまり地域資源を生かしきるということにつきると思います。地域資源は、いわゆるモノだけでなく、自然、気候、風土、それに由来する歴史、伝統、文化、あらゆるものを含みます。
人間がその地域に長い間住んでいるということは、その地域に人が住めるだけのモノがあり、人が住むことによって蓄積された文化がある。資本蓄積、経済システム、伝統、芸能などもすべて文化です。
まずは、自分たちの地域の自然、気候、風土、歴史、伝統、文化を知り、地域資源の棚卸をすることが大事です。いろんな視点を入れて、これらを学び、自分たちの地域資源を把握し、その中から将来も含めて、その活用策を見つける作業をしなければならないと思います。
稲盛和夫氏は・・・生きる目的は「魂を磨くこと」と言っています。
私も、その人生において、自分自身の魂を磨き、美しい心、美しい魂を作り上げていくことが、人生の目的ではないかと思います。
高齢になって「することもない、楽しみもない」
生きていても、迷惑を掛ける、生きていることに価値がない、張り合いがないと、いよいよ失望感に苛まれ、居場所もない「なぜ、こんな自分になってしまったのか」と恨みと、愚痴が・・・。
人は、多少苦しいことであっても、「必要とされている、役に立っている」と思い、そこに「意味」とか、「責任」を感じることができれば、意欲が出、生きていけます。
ところが、私たちの意欲は、状況からの意欲、条件的意欲ですから、状況が変われば、意欲も意味も萎えていきます。いつでも、どこでも意欲でるわけではありません。
「思い」と「現実の自分」
「思いと現実の自分」との分裂ということです。思いとは、ここでは、「自分は、こうあるはず、こうあるべき」という「思い」や「価値観」のことです。「現実の自分」というのは、文字通り、「いま現に在る事実」です。
思いと現実の自分が一致している時は、それなりに、意欲できます。「現実」と「思い」の分裂が深ければ深いほど、意欲喪失、意気消沈していくことになります。「現実の自分」に還って、そこから、歩み始める意欲を持つことです。どんな問題でも、「現実」に向き合うところから始まります。
①「感謝の気持ち」②「尊敬の気持ち」③「思いやりの気持ち」
幸せな人は、3つの気持ちを忘れなことです。どれか1つではなく、3つとも大切にしています。これら3つの気持ちを忘れず、常に持ち続けることで、幸福感に満ちた日々を送れます。
感謝の気持ち
幸せな人は感謝の気持ちを忘れません。自分が多くの人に支えられていることを理解し、当たり前を当たり前と思わず「ありがたい」「恵まれている」と感じます。
尊敬の気持ち
どんな人にも必ず素晴らしい点があります。出会う人ごとに長所を見つけ、素直に尊敬し「この人のこんなところが素晴らしい。本当に尊敬する。自分の手本にしたい」いつも人に敬意を払うから、人付き合いも良好になります。手本にするので、いいところは吸収していき、人として成長していけるのです。
思いやりの気持ち
思いやりとは何か・・・思いやりとは、その人の身になって考えることです。幸せな人は、思いやりの気持ちを忘れません。そして、いつもその人の身になって考えることが習慣になっています。会話のときは、相手の気持ちを察しながら発言します。
喜ばれるような発言を心がけ、嫌がるような発言はせず、人付き合いでは、相手の立場を考えながら接していきます。相手の気持ちに配慮した接し方をしたり、適度な距離感を保つことです。
「時間は有限・・・」
高齢となって、やりたい事や、やるべき事があるのに「なんとなく一日が終わってた」「今日何してたんだろう…」ということがあります。
工夫をして限られた時間を有効に使いたいものです。やることがない日を有意義に過ごすには?やりたい事や、やるべき事があるのに「なんとなく一日が終わってた」「今日何してたんだろう…」ということがあります。
時間は無限にあるわけではありません。工夫をして限られた時間を有効に有効に使いたいものです。一日を充実したものにしたい。
一日の始まりには、その日の目標や目的を必ず一つ決めるようにすることです。何事も、ただダラダラと取り組むより、目標や目的を決めてから取り組んだ方がそこに向けて頑張ろう!という気持ちになります。
☆ 朝は早く起きる。
☆ 周囲と比べるのはやめる。
☆ 一日の目標や目的を決めて実行する。
☆ 一日が終わって反省する。
もちろん、目標や目的を難しく考える必要はありません。「今日はこんな一日にしたいな」というような漠然としたものでもいいのです。そして、夜寝るときに一日を反省してみることです。
この町が好きだから。。。
毎日、時間を使って、対価もないのに町をキレイにするというのは、その地域が好きでなければ、出来ません。・・・未来のこと…自然と共生のこと…を考える時間でもある・・・。
このまちがすき 住んでるまちだから
踏みしめてほしい 歴史あるまちだから
力強く踏み固めた 足跡がある
確かめてほしい 桜咲くふるさとを
営みとふれあいが 充ち満ちている
このまちがすき 人を思いやる気持ちがあるから
このまちがすき 生きてくまちだから
訪れてほしい 鎌倉時代の初期の城跡を
汗と涙に刻まれた 歴史がある
覚えていてほしい 人が行き交うまち並みを
みんなで築く未来が すぐそこにある
このまちがすき 人が暮らしてる息吹があるから
民族や国の間の紛争も、宗教的対立も、環境問題も、経済格差が根本にある貧困やテロも、いずれも共生きの原理原則に反したものです。
地域社会の世間も、国際的な世間も、人は人との関係のもとに生きていることに変わりありません。人はみなこの世の共生きの同居人ですから、地域社会でも、国際社会であっても、利他(他の人びとを利益し、救済につとめること)という生かし合いの精神は大切です。
グローバルな時代であるからこそ、よりいっそう利他の精神が尊ばれなければなりません。人は自分が大切だから自己中心に生きようとします。人は、みなそれぞれがそうだから、人間関係がうまくいきません。それで人間関係の悩みが絶えないのでしょう。
人間関係の悩みの解消も、地球環境の保全も、戦争やテロをなくすことも、生きとし生ける万物生命の共存が根本にあることを認識すべきです。だから、自己中心では生きていけない、民族も国も他との共存共栄でなければ存続できません。これがこの世の原理原則です。
歴史を学ぶこと
ただ、昔の政治の仕組みや文化・ 人々の暮らしを知るだけではなく、過去を知って、そこから自分たちの 未来の生き方を考えることです。
「生きる意味をつかむ」
過去があり、現在につながり、それが未来に生かされていくのです。 昔の人々の勇気や、くじけない強い思いがあって、 今があることを知れば、困難に立ち向かい、それを乗りこえていく自信も生まれてきます。 希望ある未来を展望するために、 歴史を学ぶことが大切です。
地域を愛し、人や社会と係る
地域の商店街で働くおばあちゃん・日本の食卓を支える農家の人たち・ ものづくりに励む工場の職人さん。地域の安全を守る消防士さん・・・。教科書の中には、何人もの「人」が登場します。
私たちは、人と出会い、その人の思いや願いに触れること、 「人に学ぶ」ことこそが、本当の意味で社会を理解することにつながると考えます。だからこそ、子どもたちには、もっとたくさんの人と出会いたいという思いを抱いて欲しいです。
そのために、私たちにできることは何か
伝統や文化を理解し、国際社会で生きる 今後ますます進展するであろう社会のグローバル化。その社会では 、他国を理解し 、尊重するとともに、 自国を理解し、積極的に発信することが求められます。
だからこそ、地域や国に誇りをもち、日本にしかない伝統や文化の素晴らしさに気付いてほしいものです。
「自分の人生にとって大事なことは何だろう」と、思うことがあります。大事なことは人それぞれ違いますが、やはり何かしらの意味や目的をもって、時間を過ごさなければと思います。
大事なこと
① 人生で残されている時間は有限である
長いと思える人生ですが、残されている時間は有限ですので、やりたいことがあるなら時間を無駄に使わず、「今できることは何か」を意識することが大切だと言えます。
②「幸せ」は自分の考え方次第で決まる
「事実は一つ」たとえ苦しい状況にあっても、「この苦しさが自分の糧になるはず」「苦しい経験をしたからこそ、同じ状況に置かれている人の役に立てるはず」と前向きにとらえることで、自分は幸せな人生を生きていると感じられるようになるでしょう。
③ 人生を決めているのは自分自身である
限られた時間の中、何をするかどうかは全て自分自身にゆだねられていると言えます。人生や未来と言った大きなものについて考える時、人はついつい自分の行動を度外視してしまいがち。しかし、未来の自分を形作るのは今の自分の行動です。
④ 怒ることで人は動かない
他人が自分の思い通りにならない時、怒りという形で感情をあらわにする人は少なくありません。仕事などで他人を動かしたい時は感情をぶつけて「怒る」のではなく、他人の立場に立ち、どんなことが悪かったか理論的に伝わるよう「叱る」ことが大切です。
⑤ 自分の健康
人生における目標を立てる際、最優先にすべきは自分の健康。目標のために無茶をするのではなく、頑張り続けるために健康を維持することは、何よりも大切です。
⑥ 謙虚さ
美徳の一つに「謙虚さ」があります。生きていくのに、オレが、私が、という自己主張が必要なこともわかりますが、謙虚さに代表される「美しい心」を忘れないようにすることです。