しっかり生きること
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「しっかり生きる」
「私たち人間の社会」を生きるというのは、世の中でキチッと仕事がやれる・・・あるいはキチッと世の中で生きていけるということです。
具体的にいうと、家族のなかで役割を果たし、組織のなかで仕事をし、そして社会のなかで一人の人間として生きていく・・・そのための力を成人なるまでに、つけていかなければなりません。その根幹の部分は学校で身につけていくことだと思います。
しかし人間は、親になるとか、社会でリーダーになるといったことは、みんな一つのエピソードです。結局、人は一人で生まれて一人で死んでいく・・・昔は「人生50年」と言われ、今は80年、90年にも延びましたが、それでも、アッという間の人生です。
大事なことのは、自分が存在しているという意識があるかどうかです。自分はこういうことにワクワクするとか、こういうことは悲しいとか、自分自身のあり方がわかり、死ぬ間際まで「生まれてきて良かった、生きていくのが楽しい」と思って生きていく・・・それは自分に与えられた命を大切に、大事に、生きていくことになるのです。
誰かや、社会の基準の損得勘定で自分の人生の選択をするのではなく、自分が生きててよかったと思えるような、生き方をしたいものです。
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