善い心と悪い心
人間には、「善の心」と「悪の心」大半の人はどちらでもない(両方が入り混じっている)と思います。
人間の善い、悪いは、単に善い行為をするか、悪い行為をするかだけで決まるわけではなく、意志や精神的態度に基づいて考えられます。
表向きは悪いことを一切していなくても、心の中では、理由なく他人を妬んだり、軽蔑したりしているような人間は、善い人とは言えないでしょう。
困難な状況で悪いことを避けられない場合(例えば、病気の家族を養うための盗みを働かなければならないような場合)、そのことの良心が咎め、苦しみながら行なっているような人は、むしろ善い人かもしれません。
また、邪悪な意志や精神的態度をある程度持っているが、行動には出さない人・・・善き意志や態度をある程度持っているが、悪事に手を染めてしまう人もいるでしょう。
自分では何も悪いことを考えていないと思っている人でも、無知、無関心、無理解などによって、社会の不正を放置して、加担している場合もあります。ですから、「日ごろの言動を反省」し、心の修正を心がけ、精進することが大切と思います。
« 日本人の心を大切に | トップページ | 幸せを実感できない »
コメント