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2021年1月29日 (金)

早春賦と知床旅情

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早いもので1月もあと3日で終わり、2月に突入します。と、いうことは!もうすぐ節分・立春です。今年の節分は、124年ぶりの2月2日です。

小学唱歌の「早春賦」あります。中田章作曲の「早春賦」(1913年/大正2年発表)です。

♪春は名のみの風の寒さや
谷の鶯(うぐいす) 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず♪
今朝何気なしに口ずさんでしまいました。

その「早春賦」に似ている歌があります。名曲「知床旅情」です。森繁久彌が作詞・作曲を手がけた楽曲で、初出時の題は『知床旅情』。1960発表。

その歌は、人の心の奥底まで深くとけこんで、「魂を揺さぶり、いつまでも捉えて放さない」なにか涙が出てきそうです。詩も素晴らしいですが、森重久彌の人生観が盛り込まれているような、歌い方で、味わい深い歌です。

♪知床の岬に ハマナスの咲く頃
思い出しておくれ 俺たちのことを
飲んで騒いで 丘に登れば
はるか国後に 白夜は明ける♪

早春賦・知床旅情・・・どちらもいい歌ですねー
童謡には、日本のやさしさ、日本のあたたかさ、日本の美しさ、つまり日本の心、日本人の美的感覚が息づい ています。

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