宗教と哲学
宗教は信じること、哲学は疑うことが大切
宗教⇒「信じる」ことが基本姿勢
哲学⇒「疑う」ことが基本姿勢
何でもいいので救いを求めたい、信じられるものが欲しい場合は、哲学よりむしろ宗教に頼る方が良いでしょう。どこまでも真実を追求し、成長し続けるには哲学を身に付けることが役立ちます。
宗教は精神安定やコミュニティの形成に役立ちます。
何も信じることができなければ、精神的に不安定なままです。それが正解との保証はどこにもありませんが、宗教は人生の様々な悩みに対し、「正解」を用意してくれています。
色々な宗教の考え方を身に付け、自分が納得する答えを身に付けている人は、何も持たない人より強いメンタルを持てるでしょう。また同じ世界観を共有している人たちで集まることで、コミュニティを形成できます。
一方、哲学は真実を探求することに役立ちます。信じることが重要(疑うことを罪とする)宗教と違い、探求に終わりはありませんので、つらい道ではあります。実際、過去には人生問題をどこまでも探求しても、一向に答えてくれない哲学に絶望し、自殺した人間も・・・。
哲学と折り合いをつけるために宗教があるのかも知れません。明確な「正解」は誰も与えてくれませんが、探求し続ける姿勢が科学の基本姿勢となり、先人たちの知恵を繋いで、今の文明社会が築かれました。「信じること」と「疑うこと」は正反対の動きですが、どちらも他方にとって欠かせないものなのです。
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