後世によりよい自然環境を
「後世によりよい自然環境を・・・」
人間も含めて、地球上にいる多くの動物すべて、生命を子孫に引き継ぐための機能が自然から与えられています。生物が子孫を残すためには成長しなくてはなりません。
子孫が残せるまで成長すると子供を作ります。子供は一人では生きていけません、親には子供が可愛くなる心が与えられ、子供は親に育てられます。子供が子孫を残せるまでに成長する頃には、親の体力は衰えはじめ、やがて死んでゆきます。
この過程において弱いものは早く死に、強くて健康なものが生き残って子孫を残します。これが人間を含めた多くの動物たちが自然から与えられた循環システムです。
このように、全ての動物は種を継承するリレーランナーとして生きています。
そして、リレーランナーの役割は、次のランナーが走りやすい条件を作ることであることは、誰でも知っています。
したがって、私たちが持っている本来の役割は、自分の望みをより多くかなえることではなく、種を継承するリレーランナーとして子孫に住みやすく暮らしやすい自然環境を残すことなのです。
しかし、今の私たちは、人だけは他の動物とは異なる特別な存在であると信じ、自分たちの望みを満たすことを最優先させ、子孫には破壊された環境や、残り少ない資源だけを残そうとしているのです。
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