« 苦しみがあるから楽しみがある | トップページ | 長生きして幸せに生きるには・・・ »

2020年10月 5日 (月)

自助・共助・公助の在り方

ディスク容量が不足しています
社会環境の変化により、従来の私的問題が社会問題になることが少なくありません。これからの人口減少時代には、セーフティネットとしての「公助」の社会制度づくりと同時に、「自助」と「公助」の中間領域の「共助」の仕組みづくりが、必要ではないでしょうか。

しかし、少子高齢化が進み、人々のつながりが薄れている日本社会では、家族や地域コミュニティなどのインフォーマルな機能が働きにくくなっています。本来は、社会の問題解決システムとして、「自助」、「共助」、「公助」の仕組みがいくつも重ね合って、私たちは安心して暮らすことができるのです。

「共助」の仕組みは、「自助」と「公助」の隙間を埋める人々の連帯によってつくられます。他者に対する「無関心」が拡がり、社会的孤立が深刻な問題になっている現在、社会にはある程度の「お節介」、即ち文字通りの「節度ある介入」が必要と思います。

「見て見ぬふりをする」と「見ぬふりをして見る」の間には大きな温度差があり、市民は傍観するのではなく、きちんと口を出すことが重要です。「共助」社会とは、「あなた」と「わたし」が支え合う社会であり、「無関心」とは対極にある友愛社会を意味するのではないでしょうか・・・

« 苦しみがあるから楽しみがある | トップページ | 長生きして幸せに生きるには・・・ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。