老いて知る世の無常
周りの人が一人欠け、二人欠け世の無常を実感させられ、日常の生活を見直し、この現実をわきまえて生きていかねば・・・。
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「朝には紅顔ありて 夕には白骨となる身なり」
私たちは、朝には若々しい顔つきをしていても、夕方には白骨となってしまう身なのです。現に無常の風が吹いてきて、最後の一息が永久に切れてしまえば、せっかくの血色のよい顔も色を失って、桃や李の花のような美しさをなくしてしまうでしょう。
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その時になって、親族の者が集まって嘆き悲しんだとしても、もはやなんの甲斐もないでしょう。そのままにしてもおけないので、野外に見送り、夜半に荼毘に付せば、煙となってしまって、ただ白骨のみが残るのです。悲しみはとても言い尽くせません。
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人生は儚く、無常なものです。だからこそ人と人との絆を重んじ、短い人生を懸命に生きようとする姿勢は、尊いものです。一生懸命に生き、老いて、死んでいく・・・ただそれだけの人生、感謝してすべてを、お任せすること・・・人生はそれだけでいい。
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