おかげ様とお互い様
今年の「新型コロナウイルス」では、目に見えない敵に、世界中の人々が恐れています。こういうパンデミック現象は、人間の歴史に何度もあったと思います。例えば1918年に"スペイン・インフルエンザ"があります。
人間は、次々に出てくる四苦八苦に苦しみ、際限のない欲望や悩み・・・それでも、今ここまで、さまざまな障害を上手く、“かわしながら”人間として生きながらえて来られたのです。
もちろん、自分の力だけで生きて来た人はいないわけで、親族を始め周りの人々の手助けや、お世話を頂いて今があるのは当たり前のことです。
目にすることは出来ませんが、「縁」という形で前世で関わりのあった人々から・・・「めぐり周って報いがくる」・・・前の自分を思ってくれる、気持ちにも後押しされて、今日まで来れたのかも知れません?その意味では、前世でご縁があった人々の「おかげ」を頂いて、今ここにいるのです。
「おかげ」は頂くばかりでは申し訳ない
「お互い様」の気持ちで、授かった縁とはいえ、自分がお世話できる立場になれば、当然そのお返しはさせて頂けねば理屈に合いません。
今を、生きる人の勤めとして、縁が持てた人々を偲ぶ事により、亡くなった人の魂を引継ぎ、何処かに巡リ巡って、次の新しい命の無事を応援する・・・この「お互い様」と「おかげ様」の気持ちは末永く持ち続けたいものです。
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