生かされていると言うこと
私たちのいのちは、自然のはたらきに支えられています。空気や水、大地、太陽の光などのさまざまな自然の恵みがあってはじめて、私たちは生きていくことができるのです。
この地球上で私たちが生きていくことができるのは、自然が絶妙なバランスを保っているからです。例えば、太陽と地球がもっと近かったら暑すぎて生物は生きられないでしょう。逆に今より遠ければ、すべてが凍りついた世界となります。
地上に降り注ぐ太陽の光のおかげで、あらゆる生物が育ち、成長していくことができます。私たちは、そうして育った他の生き物のいのちをいただくことによって、自分のいのちを維持しているのです。
こうして考えてみると、私たちが今生きていることは、ある意味で奇跡的なことであり、まさに「有り難い(「めったに無い」の意)」ことなのです。
故郷を愛するということは、今住んでいる場所や日常と深くかかわって生きることで はないでしょうか・・・戸建て・マンション・アパートの隣人と笑顔を交 わすことや、通勤途中の草花に目を止めること、なにごとも心に彫みながら、一日一 刻を生きる・・・それが愛する行為だと思います。今ある自然環境を、そういう人達 の残してくれた、故郷(地域・社会)生活が故郷を育て、文化や歴史となって社会を守ってくれるのではない でしょうか。
生かされていることに感謝すること
自然の中で人間は小さな存在ですが、同時にすべてのものとつながった大きな自然の一部であるとも考えられます。私たちは自然から生きる力を与えられています。そのことに感謝して、自分に与えられた力をできる限り生かしていくことが、自然とつながった生き方ということになります。
「生かされている」ことの「有り難さ」を真に受けとめることができれば、天から与えられた使命を持って生かされた以上、万物を調和し、より良い社会を作っていき、次の「有り難さ」を生むための連鎖のつなぎになろうと努力するのではないでしょうか。
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