人間は心から老いる
片倉町の住吉神社お祭りも終わり、夕方になると、「カナカナカナ・・・・」とひぐらしが鳴いています。
日中は相変わらず暑くて汗を流していますが、夕暮れの風景の一瞬、「あぁー夏も間もなく終わり、そこまで秋がやってきている。」と感じます。
「一年なんて早いなぁー」
一年は365日であり、一日は24時間で、若い時も、年老いてからもこの鉄則は何ら変わりないのに、何故そう感じるのでしょうか?
82歳の私・・・夏の暑さに一段と身に堪えました。人生の大半の時間を過ごしてきたのですが、何故か少年時代は長く思い出がぎっしりです。それに引き換え、今は一年の経過がとても早く感じます。これは不思議な現象です。
「人間は心から老いる」という格言があります。
人生の後半、望まずして必ず対面する老い、人間は与えられた宿命を背負いながら、自分の人生を歩く以外にどうすることもできない存在です。素直にそのままうなづいていくことが、老いを超えていくことになるといえるでしょう。
身体的に歳をとっていく事は自然の法則ですが、自分の精神的年齢は自分が決めるということです。そして、となり近所・同級生の老いてゆく姿は気にしない・・・自分の人生は、自分のものであって、他人と比較するものではないのです。
長生きの秘訣は「一病息災」
一病息災とは、まったく健康な人よりも、何か一つくらい軽い病気を持っている人の方が健康に気を使うので、かえって長生きするものだということです。(goo辞書)
誰しも無病息災を願わない人はありません。しかし、無病の方は、ほとんど居られません。一病、二病息災で元気に暮らして居られます。これは、病気と共生して居られることになります。