利己心と利他心のバランス
自分自身のこと(特に利益や得にになること)を中心に考える心を【利己心】と言います。いわゆる自己中心的な心です。反対に周りの人たちのことを中心に考える心を【利他心】と言います。
どちらも大切で、どちらかが欠けても、人生や人間関係のバランスが取れなくなって道を外れてしまいます。それはなぜか?自分自身の心ばかりになると、他人の気持ちが理解しにくくなり、人を通して「客観的に」見える自分の気持ちが見えなくなってしまいます。
一方、他人の心ばかりになると、肝心の自己の気持ちがおろそかになって、他人のことを、気遣う余裕が失われてしまいます。
利己心と利他心のバランスを崩すとどうなるか・・・自他共に、人の心(自分自身の心も含め)がわからなくなり、理解しにくくなります。そのために、自分自身の望まないことに向かってしまい、他人が望まない方にも進んでしまう、その結果、仕事も人間関係も、人生も、思い通りにならなくなってしまうのです。
ですから、自分自身の心を大切にすることも、他人の心を大切にすることも、両方欠かすことができないのです。
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