生かされている
「私たち人間は生きているのではなく、生かされている」のです。
わずか七十六年前、戦争という悲しい事実が、敗戦という形で終わりをつげました。日本人は、自分の想いや意志に関わらずそこに巻き込まれていったのです。
日本では少し前までは、「水と安全はただ」と言われてきたのです。しかし、この二つが今の日本でもそうだと言える人がどれだけいるでしょうか・・・
人間は与えれた環境に馴染むという素晴らしい能力をもっています。しかし同時に、環境に慣れ親しむと、その有り難さや意味を忘れるようにできているのも人間の常のようです。
自分にとって当たり前であった安全や平和というものは、実は当たり前のことではありません。あくまでも今の一瞬だけが、守られており、生かされているだけなのです。
そして大切な事は、自分が自分を守っているのではなく、周りの人々、ひいては国家というものに守られていいるのです。「人は自分だけで生きているのではない。」という事です。
「人は生かされている」・・・私は82歳になって、その意味を強く感じています。
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