原因があって結果ある
なにげない日常に思わぬことが起こるものです。
「因果応報」・・・この世のすべてが「原因があって結果ある」のです。因果の道理とは、原因と結果の道理ということです。
どんな結果にも、必ず、原因がある、原因なしに起きる結果は、万に一つ億に一つ絶対にないと仏教では説かれます。
分かりやすく言うと、まかぬタネは絶対に生えませんし、まいたタネは必ず生えます。何かが生えてきたということは、そこに必ずタネがあったということです。
このことは、時代や場所とは関係ありません。いつの時代、どんな場所でもタネのないところに芽はでませんし、何かが生えてきたということはそこにタネがあったということです。
同じく、原因があって結果を生じたのであり、結果が生じたということは、それを生み出した原因があってのことなのです。
特に、仏教は、私たちの幸せ、不幸せは何によって決まるのかという幸せ、不幸せの原因と結果の関係をあきらかにして、私たちが、どうしたら苦しみを解決して、幸せになれるのかを明らかにされています。
生き物である人間が何時かは死ぬことは、生き物という言葉の定義からして当然ですが、いつ死ぬかはわかりません。しかし個人個人の行動の積み重ねによってそこに到ったと考えるほかありません。
以前の特定の行為だけに限定して原因と結果を考えることは出来ません。また、いかに立派な方であったとしても個人がすべての原因と結果をコントロールできると考えることも出来ません。
たとえば、地震の発生を現代科学で抑制することは出来ません。いろいろな原因と結果が絡み合ったと考えるべきだと思います。
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