道徳を守らない「大人」たち
小学校の「道徳」が「特別の教科」に格上げされました(中学校は2019年4月から)。「子どもや若者たちの道徳意識が低下しているのは、学校がきちんと道徳教育をしていないからだ。」・・・?
「よいことと悪いことの区別をし、よいと思うことを進んで行いましょう」・「うそをついたりごまかしをしたりしないで、素直にのびのびと生活しましょう」・「幼い人や高齢者など身近にいる人に温かい心で接し、親切にしましょう」。・・・どれも小学校低学年でもわかる正論です。
道徳を守らない「大人」たち
「子どもに道徳を語る前に、自分の胸に手をあてて、はたして自分は子どもたちに道徳を語る資格があるのかどうか、よく考えてみた方がいい」・・・北野武さん
「道徳とは何か?」
「良心の行い」です。社会は人間の道徳(良心)によって生かされて、すべてが循環していると示唆しています。善人も悪人も、人々の良心によって生かされているということです。
社会では、自分自身の良心に従わない悪人がいます。町内のゴミ問題にしましても、善良な他人が片付けるだろうとして、道路・公園などのゴミのポイ捨てする人がいます。・・・つまり、自分の良心に従わない人間です。
それを見て、町内のためにと黙って片付ける人間もいます。他人に指示されなくても、自分の道徳(良心)に従う人間です。
はたして、その道徳(良心)に従わない人間は、ほんとうに楽が出来たのでしょうか?悪事をやった者勝ちで終わるのでしょうか? とにかく言えることは、その人間は自分の道徳(良心)に反した行為をしているということです。
人間は、見るべきものは他人の行状では無くて、自分自身の道徳(良心)を見詰めるべきなのです。人間は他人のことを見るのは得意ですが、自分自身を見詰めることはしないものです。