心の時代
今日の私たちの暮らしは、物質的には豊かになりました。
ところが、機械化、生産性の向上に躍起となって、合理化が優先され、人の心の問題には、あまり関心さが薄れてきて、人の心の豊かさは取り残されてきました。
人の心の豊かさは、合理化によっては培われないのです。かえって不合理性の中でこそ、人の心は、その栄養素を吸収するのではないでしょうか・・・
今を生きる私たちは、多くの生活に常に合理性を持ち出し簡素化しています。そのことによって、私たちの心は栄養を失い、心の豊かさを失っています。
心の豊かさを失うと、社会生活が希薄になります。社会生活が希薄になるということは、お互いの人間関係を失うことになり、孤独になることを意味します。
社会生活をしている私たちは、お互いの連帯と協調性を必要とします。その必要性が満たされるとき、私たちは生きる希望が湧いてきます。お互いの連帯性・協調性が失われると、人は孤独になります。
孤独な人は、自己中心的になり、他人と仲良く生きていくことが難しいと言われています。孤独な人は、さまざまな問題課題を背負って生きています。
今、私たち社会は、不幸な事件が後を絶ちません。心の豊かさが求められる時代と思います。では、心の豊になるためには、どうすればいいのか・・・さまざまな模索がされています。そのために、「今は心の時代」と言われるゆえんです。
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