それが進歩というのでしょうか
ほんの少し前の時代では、私たちの生活は、もっとシンプル、単純で素朴でした・・・生活に必要な物を自分達の手で作り、助け合って暮らしてきました。
現代社会は、そのころの生活に比べて複雑です。私の子供の頃と比べても格段に違います。単純?な社会でも生活はできたのです。
テレビがなくても、携帯電話がなくても、飛行機や自動車がなくても、石油や電気がなくても、それなりの生活はできたのです。ところが、現代社会では、それらが不足すると生活が成り立たなくなっています。
それが進歩というのでしょうか・・・
大事なことは、その時の生活を支えている財、生活必需品の生産と分配です。それさえできていれば生活には困らないです。それが経済の根本です。
ところが現代社会では、その経済の根本、つまり、必需品に対する考え方、認識が劇的に変わってしまっています。それなのに、現代人は、そのことに気が付いていません。
そして、その劇的な変化を引き起こしたのが、貨幣経済であり、市場経済であり、利己主義なのです。本来は、貨幣は、市場経済の道具に過ぎません。
ところがいつの間にか、貨幣に全てが還元され、人間の生活や社会は、貨幣価値に支配されてしまっています。今では、唯金主義、拝金主義といっても過言ではない状況を呈しているのです。
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