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2017年9月25日 (月)

家庭制度と家族を考える

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「家制度」

数百年続いてきた「家制度」ですが、戦後には憲法24条等に反するとして、日本国憲法の施行(1947年5月3日)をもって廃止されました。

「家庭制度」

現代では「家庭制度」・・・「家」というつながりではなく、「家庭」というつながりを重視しています。結婚すると、新郎も新婦も、親の戸籍から離れ、新しい戸籍をつくります。そのため、「嫁に行く」とか、「婿に入る」とかいう概念はなくなったのです。

結婚すれば、どちらも親から離れ、新しい「家庭」をつくります。「本家だから」「分家だから」とか「嫁に行く」「婿に入る」とかは、100年も前に廃止された風習なのですが、いまだによく聞きます。

「風習や習慣」なかなか変わらないものです。

すでに法律も制度も変わっているのに、「主人」「家内」「嫁」「婿」などの言葉だけ残っています。言葉の意味を考えれば、現代で使っているのは、確かにおかしいのです。

昔は長男(あととり)の家に嫁ぐと言うことは、舅・姑・こじゅとう(配偶者の兄弟姉妹)の世界に入り義父母の介護は当然の如くでした。今でも思うのですが、嫁はいったい人権なんて無視された時代であったように思います。

今では介護保険制度があり、家族のあり方も改善されてきましたが、農業などの自営業に嫁ぐことには、周りの理解が大切なのは同然です。

二世代家族

二世帯住宅で住むということは、祖父母、夫婦、子どもと三世代で同居することになります。二世代同居のメリットとして考えられるのは、日常生活のさまざまな場面でお互いに協力し合えることです。

家事や育児を分担できることは非常に大きいでしょう。子どもが祖父母と触れ合いながら成長できたり、祖父母側も孫との生活で元気や刺激を得られたりします。

また、二世帯そろって留守になることは少ないでしょうから、安心して旅行や帰省など長期間、家を空けることができます。病気の際には、誰かしら家族がそばにいてくれることでしょう。

一方、二世帯住宅のデメリットは、親世帯と子世帯との文化の違いです。互いに生きてきた時代背景や社会環境などが異なるため、ライフスタイルや価値観が違います。

例えば、洗濯や料理、掃除のやり方や、生活リズムの違いに関して、摩擦が起こることもあるでしょう。

間取りによっては、プライバシーの確保も難しくなってきます。はじめは小さな摩擦だと思っていたことが、後々互いに大きなストレスとなることも考えられますので、注意が必要です。

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