心の老化
「長生きは目出度い」しかし、どうもそうともえない。
少子高齢化の時代、若者達にとって、年寄りに何時までも“ぐずぐず”長生きされるのは、迷惑なことと思う人もいるのではないでしょうか?
老化は、生きていれば、誰でも避けることは出来きません。自分の老いを認識せず、何時までも若いつもりで無理をし、結果失敗をしたりします。
大事なのは、自分の老化の程度を予め知っておくことです。身体的な老化は比較的分かりやすく、立ち上がる時に思わず、「どっこいしょ!」と言い始めたら老人の仲間入り?間違いなしです。
「心の老化」
それに比べて心の老化の方はちょっと解りにくいものです。八十、九十になっても前向きに溌刺として居られる老人を見ると、こういう人には精神の老化はないのではないかとさえ思われます。
しかし、毎日していることが、結果が見えてこない?・・・いくら努力しても結局は意味がなく、もうやるのもだるいと思ったときが、心の老化の第一歩です。見た目だけでなく、心の中から諦めが漂い始めるのです。
また、「最近の若者は‥‥」と、非難を口にしたくなる、ということがあります。若者にもいろいろあります。それを一括して、こういう言い方をするのは、老と若とを対立的に考え、自分の身を「老」の方に置いていることを意味します。
これは立派な老化現象です。二十代、三十代の相当若いうちから、「最近の若者は」などという者もいます。こういう人達は相当早くから精神的老化現象が始まっているので、「自覚」は必要であると思います。
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