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2017年6月24日 (土)

価値観の多様化について

Cat031 

今の世の中で、自分は、物事の見方を「正しい」と思い込んで暮らし・・・「正しい」もの同士が衝突して・・・自他共に傷つき、悩みを深めているのではないでしょうか?

とりわけ「最後は結局自分がかわいい」という物事の見方は、自分の力では気付くことも、なくすこともできない根深いものです。

相手があって初めて成立するコミュニケーションは、『価値観の違い』を認識しなければ成立しません。

『価値観』という言葉を使いましたが、価値観とは何のことでしょう?

価値観とは、辞書によれば価値観とは、”いかなる物事に価値を認めるかという個々人の判断基準”とあります。つまり、その本人にとって何が大事かということです。

価値観は人によって違うものだということを理解した上でコミュニケーションを図らなければ、相手の反応を引き出すことは出来ません。自分の価値観と相手の価値観、どちらが上ということはありません。

グローバル化する現代社会

価値観の多様化がしばしば非常に深刻な対立や緊張関係を生み出しています。価値観の違いによる対立や争いは、避けられないのでしょうか。普遍的価値規範を共有し、共生社会を構築することは不可能なのでしょうか。

一般的に、価値とは、良いこと・悪いこと、好ましいこと・好ましくないことなどの程度を表し、私たちの、ものの見方の根底にあります。

規範とは、何をなすべきかという行為や判断の基準に関わることです。個々人の価値と規範は、地域や文化固有の信仰や慣習、政治体制などによって醸成されます。

次世代の社会づくり

若者がこれからの社会を創り、未来を担う存在です。

若者がいかなる生を求めているかを知り、これからどのような「生」を求めるべきかという価値規範について議論することは、将来を構想する上で有意義なことです。

しかしながら、その過程を誰もが通ってきたにもかかわらず、若者は、私たち「大人」から見ると、いつの時代もその行動や価値観は謎だらけです。

そして、若者の意識・行動・価値についての理解は、メディアによる若者論のような類いはあるものの、学術的理解は意外なことに大変不足していると思うのです。

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