習慣化で思う
今年も桜が咲き、花の季節が巡ってきました。
【歳歳年年人同じからず】・・・「毎年毎年人の顔ぶれが異なる。毎年花が同じように咲いて自然は変化しないのに対して、人の世がはかなく変化すること。」
『思うこと・・・』
人間は年を重ねるたびに成長していくものです。それが習慣だけでは、人は成長できないどころか、停滞→衰退してしまうことです。
経験・学習で次に生かし、前進・成長しなければいけません。そのことで、人生はより良いものになっていくのです。善きものは継続し、悪いものは捨て去り、改善したものを取り入れていくことです。
人間は楽に生きたいと考えています。本能とも言えるでしょう。なるべく少ないエネルギーで生活できれば、生存する可能性が高くなるからです。
習慣化すると、一々考えずに済むので、思考するエネルギーを節約できます。習慣とは楽に生きるための方法です。
「変えなければ、人は成長しない」
習慣とは「考えないで行動できる」ことです。無意識に体や心に良いことを毎日続けられるのは、良いことです。
その反面、思考が停止してしまうのです。同じことを続けていると、体が慣れてしまい、それ以上良くなったり、成長することはありません。
何もやらないよりは良いことですが、現状以上に進むことはできないということを、認識しておく必要があります。日々新しく勉強したり発見することで、心身が変化して、常に成長していきます。
「現状維持は衰退する」
良い習慣を続けることは素晴らしいことです。しかし、加齢によって体力や思考スピードが落ちてくると、同じことを続けているだけでは、自分の能力は落ちていきます。
私たち人間は、動く歩道を逆走していると思うくらい…立ち止まっていると、あっという間に後退してしまいます。
習慣化とは、好きなものは続き、好きでないものは続かないものです。つまり、自分が得意なこと、好きなことしか習慣にならないのです。人は、続けられるものしか続けられないのです。
もっと頑張れることはないか?変えられるものはないか? 習慣で思考を節約して空いた思考リソース(供給源。資源。財源。)で、次の一手を常に考えることで、人は成長できるのです。
習慣化とは、より良い習慣を考えるためにあるのです。
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