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2016年5月11日 (水)

自然との共生について

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07akitakoma

人と自然がいっしょに暮すことが何よ大切です。

日本には、森、里、川、海、そこに生きる動物、鳥、植物、魚…美しい自然があふれています。しかし近年、その自然のバランスがくずれ、動植物たちが絶めつの危機にさらされています。

自然環境を守り、人と自然の豊かな関係をつくることが本当に大切なのです。それには、全国の自然の様子を調べたり、豊かな自然の地域を国立公園として守ったり、絶めつのおそれのある動植物を守るルールを定めたりすることです。

さらに世界の国と協力して、国際的な自然保護することです。人といきものが、一緒にくらす自然環境をつくる…それがとても大事ことなのです。

自然と人が共生

人間は、自分一人では生きていけません。他の生き物(動物であれ植物であれ)のいのちをもらって生きています。

「人間」は、動物や植物といった「自然」から、いのちをもらって、生活のために使っています。自分の生活をより豊かにするために、多くのものを消費し、多くのものを排出しています。

見方によっては、人間は「自然」を利用しているということができそうです。「自然」は、「人間」を利用することはないのでしょうか…一方には利益があって、もう一方には利益のない関係を、「寄生」「搾取」などと表現することがあります。

「共生」っていうのはどういう状態なんでしょうか…植物は子孫を残すために、たくさんの種子を飛び散らしたりしています。風に乗って遠くに飛んでいくもの、自分ではじけて飛び散るもの、鳥に食べられフンといっしょに落としてもらうもの…実に、さまざまな種子があります。

その中で、キク科のオオモミは「ひっつき虫」ともいい、種子が、人の服や動物の体にくっついて運んでもらうチャッカリものもあります。これは、植物が、自分の種を、より遠くへ、より様々な場所へ広げるための知恵なんです。

熟した実の中には、熟した種が入っています。鳥が熟した実を食べて、空を飛んで移動する過程で、フンを落とします。落ちたフンの中には種が入っていて、そこから新たな芽が出ます。

そうやって、植物は、自分が動けない分他の動物を使って、自分の生息範囲を広げ、自分の子孫を残してきました。果物は、食べられるばかりではないんです。食べられたあと、かわりに、自分たちにも利益があるような工夫が、なされているんです。

もちつもたれつな関係がこれを、共に生きる、「共生」と呼びます。こんな、生態系の共生の輪の中に、きちんと、人間も組み込まれている、というのが「自然と人間の共生」という言葉がいいたいことだと思います。

自然は生き物です。でも、人間も生き物です。人間だけが特別なんてことはない、ということを、共生という言葉は表わしている言葉です。

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