老いを生きる
「何時までも元気でいたい」
…と思いますが、老化を防ぐことは出来ません。老化がすすむと、体力も気力も衰えてきます、何をするにも持続力がなくなり、疲労の回復力も低下します。
筋力が落ちるとちょっとしたことで足腰に疲れがきて、筋肉痛になったり、歩行さえも困難になります。動作がとろくなり、つまずいたり、転んだりします。
老いにともない、物忘れがひどくなり、思考回路も衰え判断能力が弱くなる。これまでにできたことが、できなくなり、何をするにもついおっくうになってしまいます。
病にかかりやすくなり、快復力も衰え精神的に気弱になる。そして、やがて自分で何ごともできなくなり、他の人の力を借りなければ、生活できなくなるのです。
心の鮮度保つ
いつも心の鮮度を保つことが大切です。そのためには、心が感動するように行動することです。そして、「あなたの存在が必要なんです」と、そう言われるような人間関係にし努力したいものです。
だれでも老いを感じはじめると、時の流れもいっそう速やさを、感じて老いを嘆きます。この世の中の何もかもが一瞬たりとも同じ姿をとどめない、すべてのものは移り変わっていく…無常とは変わることだと知っていても、どのように、またいつ変わるか予想できません。
そして自分の思い通りにならないことばかりです。だから不安であせりいらだつのでしょう。「すべてのものは苦なり」と、それが事実だと受けとめるところに安らぎが得られるのでしょう。
視点を変えてみる
私たちは、意識をしないと、悪いマイナスの情報ばかりが飛び込んできます。人間関係でも、相手の悪いところや、悪い癖ばかりが目につくようになります。
今日できなかったことではなく、できたこと、自分に足りない資格や経験ではなく、自分にすでにある力、相手に対して頭に来た点ではなく、自分にはない、よいところこれは習慣なので、毎日練習することで誰でも身につけることができると思います。
私は基本的にはマイナス思考で、いつも自分には、たりないないものばかりを嘆いていましたが、あるときから、自分にあるもの…できること…に意識を切り替えてみました。
不思議と自信が湧いてきたことをいまでも覚えています。見る対象を変えることで、自信も身につけることができるのだ…と思います。
私は、こんな考でこれからの人生を歩みたいです。
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