« 感謝の心が大切 | トップページ | 爽やかな五月です »

2016年5月 7日 (土)

心のふるさとづくり

04011

今なぜ「ふるさとづくり」か?

私たち住んでいる地域は、遠い昔から、美しい自然と文化の中で、私たちはその営みを続けており、日々の暮らしの中で、自分が生まれ育った場所を「ふるさと」と認識し、愛してきました。

「ふるさと」に帰属しているという意識が、私たちに安心感をもたらしてきました。「ふるさと」は、いわば心のよりどころであったのです。

そして、その「ふるさと」の原風景には、青き山、清き川、風や空、祭り、盆踊りなど、世代を超えての一定の原型があるように思われます。しかし、実際には途絶えてはならない原風景が失われつつあるなど、現実と「ふるさと」の原型に隔たりが生じています。

また、大都市に人口が集中している現状においては、自分が生まれ育った場所が「ふるさと」であるという認識を持たない人も増えているようです。

このような状況を踏まえると、私たちの活力の源であり、誇りである「ふるさと」の価値を再認識し、「ふるさと」を愛することの大切さを後世に伝えていくことが必要ではないでしょうか…

そして、そのために「ふるさとづくり」をどのように進めていくかを、今、考えてみるべきではないでしょうか…

「ふるさとづくり」の意義

こころを→□■寄せる■□←そこにかかわる⇔(精神的態度)(実践的態度)“こころの拠りどころ”としてのふるさと“生活の営みの場”としてのふるさと…となるのです。

ふるさとづくりとは、ある場所に、「こころをよせる」ことと、「そこにかかわる」ことの、くり返しです。このくり返しが、新しい「ふるさと」をつくります。

愛着のある場所との「かかわり」によって、失われつつある「ふるさと」への誇りと価値をふたたびつくりだす。新しい「ふるさと」は、100年先のこどもたちまで受け継がれるものになっていきます。

「こころをよせる・そこにかかわる」

「ふるさと」は、生まれ育った場所だけではありません。「ふるさと」は、私たち日本人一人ひとりが、自分のよりどころとなる「こころをよせる」やすらぎの場を指します。

大切なのは、「こころをよせる」ばかりではなく、何かのかたちで、「そこにかかわる」こと…出来ることでいいのです。小さなことでもかまいません。そこに住む人たちと、いっしょに汗を流して働いてみることです。

少しの「かかわり」で、「こころをよせる」気持ちが強くなり、それがきっかけとなって、さらに深く「かかわる」ようになる…と言う考え方です。

このくり返しが新しい「ふるさと」をつくります。愛着のある場所との「かかわり」によって、失われつつある「ふるさと」への誇りと価値をふたたびつくりだす。

新しい「ふるさと」は、100年先のこどもたちまで受け継がれるものになっていきます。こころをよせる。そこにかかわる行動が大事なのです。

« 感謝の心が大切 | トップページ | 爽やかな五月です »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 心のふるさとづくり:

« 感謝の心が大切 | トップページ | 爽やかな五月です »