オオキンケイギクのこと
外来種「オオキンケイギク」…
いま、湯殿川にオオキンケイギクの花が、きれいに咲いています。この草花は外来種で、昨年、役所(南多摩西部建設事務所)で除去しました。黄色できれいな花ですが、外来種だからなのです。そして今年も咲いています。
オオキンケイギクは、外来種の防除の対象種です。
防除に関する基本的なことは、野外に放たれたり、逃げ出した特定外来生物は、放置しておくと分布を拡大しながら、在来種(その土地に元からいた生物)の生息・生育を脅かしたり、農林水産業に被害を及ぼすなど、様々な被害を及ぼし、在来種が絶滅に追い込まれてしまう場合もあります。(環境省)
昨年、根から扱いて完全になくなたと思いましたが、今年も咲いていることは、繁殖力の強い草花だと驚きました。逆に日本からアメリカなど外来種として、「クズ」などがあるそうです。
オオキンケイギクは、外来生物法により「特定外来生物」として指定され、飼養や栽培、生きたままの運搬、譲渡等が原則的に禁止されている植物です。
北米原産の多年草で、河川敷や道路脇に群生し、5月から7月にかけて黄色のコスモスに似たきれいな花を咲かせますが、定着してしますと在来の野草を駆逐し、生態系に重大な影響をおよぼすおそれのある植物です。(環境省)
生態系を管理することの意義
なぜ生態系を人間が管理する必要があるのだろうでしょうか?人間社会が成立するよりもずっと以前から、生態系は自然に存在してきたものであり、多様な生物種が存在し、さまざまなプロセスが維持されてきたはずです。
わざわざ人間が干渉しなくても、自然に任せておけば良いのではないのでしょうか?
「自然を保護する事と、人間を保護すること」… ひとつは、自然環境を守らないと人類がたいへんな被害にあってしまうからだというもの…このままの調子で木を切り続けてゆくと、やがて地球上から緑が消滅してしまい、人類も滅亡してしまう。
ふたつには、フロンガスを使い続けていると、地球の上空のオゾン層が破壊されて、そこから侵入する紫外線で人間がたいへんな被害を受ける。だから、フロンの生産をやめて、オゾン層を保護しなければならない。
ひとことで言えば、人間に被害が及ばないようにするために、自然環境を保護するのだ」という論理です。
よく考えてみたいと思います。
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