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2015年6月24日 (水)

自然の摂理

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摂理とは…

自然発生的に生まれ、よく均衡が保たれているシステムを神の御業に例える慣用表現。(ウキペディア)

自然の法則…

この地球で起こるすべての現象は一定の法則があります。地球はエネルギーの恩恵を受けている太陽の周りを回っています。そこには引力があり、空に向かって物を投げても、また地球のほうへ落ちてくるという、大宇宙には法則(万有引力の法則)があります。

その法則は人間の法則にも似ています。ただ、地球は見えない太陽光線によってエネルギーを受け、崩壊の法則(地震、台風、津波、など)により力強く生きているのです。

一方人間は、脳によって発せられたエネルギーが、全身に張り巡らされた神経組織によって各組織細胞へ伝達されて活動しています。ただし、人間は崩壊の法則ではなく、構築の法則によって成り立っています。

自然の摂理(自然が持っている逆らえない法則)…

現代ではもとの意味から離れて理性のレベル、判断・分別のレベルで捉えているようです。従って、神の意志だとか自然界にはたらく理法だとかと言われ、私たちは、分かったような、分からないような、いろいろと説明されても、どうも釈然としない気持ちです。

例えば、美とか信仰の場合でも、それらを言葉で説明されてもどこか釈然としないのと同断です。美とか、信仰とかは、生きた働きそのもので、自らが体験して初めて感動をもって納得できるものなのです。頭で解っても、本当の意味での理解にはなりません。

摂理や恩寵(めぐみいつくしむこと)にしても、キリスト教者が信仰を通して得た宗教的体験に根ざしているのだそうです。敬虔な信仰生活のなかに神を感じたというようなことでしょう。つまり、そこに神の意志を感じたということなのです。

言葉にも、もとはそのように驚嘆や感動など心の生きた働きがあったのが、いつの間にか理性で捉えるだけの死物と化してしまったのがたくさんあります。摂理も、現代ではそのような言葉の一つと言えるでしょう。

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