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2015年6月13日 (土)

たべ物でもう一度「もったいない」を考えよう

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日本の食卓…家族のコミ二ティは、食事どきが大事です。

私は農家の生まれです。子供のころは、朝・昼・夕の食事は、家族全員で、丸いテーブルで食べたものです。揃って食べる習慣がありました。これは大事なことだと思います。

昔は、「ごちそうさま」のあとに、茶碗にご飯粒がついていると「もったいない」と叱られたものです。

ところが、今では食べ物の量も種類も豊富にあり、食事を平気で残したり、古くなった食品はポンポンと気軽に捨ててしまう人がほとんどです。今、日本は食べ物を無駄にしています。コンビニ、ファミリーレストラン、ホテルなどから出る生ゴミの量には驚かされます。

まだ食べられる食品や食べ残し食品を含めて、日本全国で1年間に2189万トンもの食品廃棄物が出ています。国民1人当たりだと171kgにもなります。日本は、世界で一番食べ物を捨てている国だといわれているのです。

生ゴミとして捨てられている食品の4分の1は、食べ残しや手つかずのまま…だそうです。

世界では飢えに苦しんでいる人がたくさんいます。今、世界では8億人を超える人々が食料不足に苦しんでいます。また、飢えや栄養不良による病気で毎日3万人、年間1000万人もの子どもたちが命を失っているといわれています。

人口が増加して食料の生産が追いつかない国、戦争や紛争などで食料の生産ができない国、天候不順や災害などによって食料生産が極端に減ってしまった国などが世界にはたくさんあるためです。

無駄をなくすことになり、その分の食べ物を海外から輸入しなくてもすむことになります。飢えに悩む人々が日本人と同じ食料を摂ることができます。他の先進国の人々も同じようにすれば、さらに多くの人々を飢えから救うことができるのです。

食べ物をごみ箱に捨てる前に、あるいは店で食べ切れないほどのメニューを注文する前に、もう一度「もったない」という言葉を思い出してみませんか…

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