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2015年3月13日 (金)

花無心

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若き木の 河津桜に 春巡る

桜の開花宣言…そろそろ聞こえて来そうな、今日この頃です。(伊豆の川津町の桜は、満開を過ぎたようです)近くの広場に町内の篤志家が、植えられた川津桜がありますが、いま、咲き出しました。

梅が(花)終わり、私たちの番だと言うことでしょうか、赤い花びらが、何とも「すがすがしい」思いがします。

「花無心」

「花 無心にして蝶を招き、 蝶 無心にして花を訪ぬ。花 開くとき 蝶来たり、 蝶 来たるとき 花開く。吾(われ)もまた 人を知らず。 人もまた 吾を知らず。知らずして 帝則(ていそく)に従う。」

花は、蝶を招こうとして咲いているのではなく。蝶に、花を訪ねようという心があるのでもない。花が咲くと、蝶が飛んできて、蝶が飛んでくる時に花が咲いている。自分も、他の人々のことは知らないが、他の人々も自分のことを知らない。互いに知らないながら、天地の道理に従って生きている。

花は意志をもって蝶を招くのではなく、蝶も意志をもって花を訪ねてはいない。花は、咲く時節がきたら咲き、蝶は飛ぶ時節がきたなら飛ぶのです。ただそれだけのことで、それが自然の摂理なのです。

蝶は花から蜜をもらい、蝶は花から花に花粉をつけてやります。自然とその関係で互いの子孫の繁栄につながっていくのです。それこそ自然の仕組みの見事さなのです。

“すがすがしい”とは…

良寛は、「心がすがすがしくなれば、あらゆる物もみな、すがすがしい」と言う。それは…「心が変われば、あらゆる物がみなすがすがしい」ことです。

道元禅師の「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」よく知られいます。「すずしかりけり」…は「心がさわやかである、わずらいがない」と言うことでしょう。

 

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