少年犯罪を考える
少年犯罪の要因は、生育環境がかなり影響しています。
環境的要因で重要なファクターは親です。何らかの形で親の存在が子供の精神に関わっていることは疑いようがないでしょう。何らかの形で親の存在が子供の精神に関わっていることは間違いありません。
なぜ少年は殺人を犯したか…大人になりきれていない親(特に父親)の姿です。自分の感情を子どもに直にぶつける自分本位の親、家族間の緊張から逃げてコミュニケーションを避けている無責任な親、自分を満足させているときだけ子どもを可愛がる自己中心的な親が要因と思われます。
子どもを過大評価してプラス面しか見ようとせず、子どもが親の夢をかなえている間は一心同体となって一喜一憂しますが、子どもが挫折すると手のひらを返したように無視し、怒りをぶつけたりします。
挫折した子どもの深い悲しみや苦しみに思いが至らず、子どもからの必死のSOSを見逃してしまいます。そうして子供が、異常で不健全な精神のままの環境が続くと、間違った倫理観を持った人格が形成されるのです。
その結果…口達者で一見、魅力的だが、非常によく嘘をつく、そして同情を引こうとする…無責任で問題行動が目立つ…衝動的に行動する…責められると逆ギレする…感情が浅く思いやりが無い…
精神病質、あるいは反社会性・人格障害などと呼ばれる極めて特殊な人格を持つ人間になると考えられます。
毎日新聞社説…「遼太さんの死 大人たちが問われる」・3月1日
東京新聞社説…「中1殺害逮捕 届かなかったかSOS」・2月28日
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