童謡は日本人の心
1914年(大正3年)『尋常小学唱歌 』が、1948年(昭和23年)から小学校6年生の音楽教科書において採用され、平成以降も取り上げられています。
1 菜の花畠に 入日薄れ
見わたす山の端(は) 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し
2 里わの火影(ほかげ)も 森の色も
田中の小路をたどる人も
蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も
さながら霞める 朧月夜
日本の童謡は素晴らしい、童謡は日本の文化遺産です。日本人が大切にしてきたものがみんな入っています。
童謡は、メロディーも、歌詞も易しく作られているのに、どの歌を聴いても情景が浮かんできます。童謡には、日本のやさしさ・日本のあたたかさ・日本の美しさ…つまり日本の心、日本の美的感覚が息づいています。
童謡は、季節感や伝統を無意識のうちに記憶させ、優しい気持ちを育てる…役割を果たしきたのです。あらゆる世代が一緒に歌えるのが童謡です。私の親や祖父母の世代は子どもや孫が小さい頃、童謡を歌ってくれました。
ですから、歳をとってからでも、口ずさむと、今まで生きてきた人生行路と重ねられて、感傷的にさえなってしまうのです。そして、童謡の奥深さつくづく感じるのです。
それは大切な財産になっています。私たちは、大事に次世代に引き継いでいきましょう。日本の心を!
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