規範の形成
日本人が昔から伝えられてきた…日本らしい、マナー・規範意識が乱れて、問題であると、常々思っています。
確かにグローバル化した国際社会で、物の考え方・(価値観)は、その国その国で違いはあるでしょうが、やはり、日本らしい良いところもあります。それを守っていくことが、大事なことだと考えます。
道徳と倫理…道徳は積み上げて行くものであり、倫理は抑制するための歯止めです。
倫理と道徳、共通してるのは規範の形成です。
道徳は…社会規範であり人間関係です。道徳に従うと、周囲から徳を得られ、何かと得です。日本では「空気を読む」に代表されるような、不文律が多いので文書化されない事が多いです。言葉には「説明」と「指示」があります。日本では説明したつもりが指示になっていたり、指示してもその通りにならなかったします。言葉と現実とのズレがあり、文書化がしづらいのです。
倫理は…人が見ていなければ仕出かせます。犯しても従わなくても、損しないのです。「あとは野となれ、山となれ」「旅の恥はかき捨て」だったり、反倫理的な誘惑があります。こちらは雑学のように文書化できます。
倫理には誘惑があります。近親姦、人食、あやまち、罪の誘惑、領分を侵す、イケナイ情事、夜更かし、深酒…。駄目だと分かっていても、やってしまう魅力があります。反語的に「倫理は犯すためにある」と言えます。ただし、道徳を犯す人はいません。社会での立場を失い破滅を招くからです。
倫理を評価するのは主に時間です。長い時間の中で分かります。環境が破壊されても公害をまき散らしても、後の事など知らない。そう言って、乗り逃げ食い潰しを実践しても誰も咎めません。そこにストップをかけるのが倫理です。また、環境を考え子孫のことまで考えると、徳のある人になれます。(Yahoo!知恵袋より)
産経新聞3月13日…道徳教科化に賛否両論6000件「健全な社会秩序維持」「価値観の押しつけ」がありました。小中学校での道徳教科には賛成です。
教科化によって「健全な社会秩序が維持され、伝承される」などの賛成意見が出た一方、「一定の価値観や規範意識の押しつけにつながることが危惧される」などの反対意見も寄せられた。
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