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2015年2月 2日 (月)

親子の絆

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「親子の縁」は切れても、遺伝子は引き継がれます。「親子の絆」…人間関係では最も大切にしたいものです。

しかし、近年の多様化した価値観や、複雑な人間関係で、その「絆」は失われつつあります。本来支え合うべき身近な人たちの間で、育児放棄や、親が子の尊い命を奪ってしまう痛ましい事件が多発しています。

また、親が子どもを思うあまりの過剰な関心や抱え込みが、周囲への関心を薄れさせてしまう要因ともなっています。親子関係の問題は、地域に生きる人たちの元気を失い、ひいては地域の活力低下につながるのです。

子どもたちの健全な育成には、子どもと共に親も成長していくことが大切です。

子どもの心身の健やかな成長を願う親として持つべき感覚を醸成させ、親と子のふれあいから子育てすることへの意味を見出すことで「親子の絆」を育みます。

確かな「絆」は親子から家庭、地域へと伝播されることによって、ふれあいと思いやり溢れるコミュニティへ繋がっていくのです。そして、子どもは自分の根幹を見つけながら、他者との関わりの中で自己を形成していきます。

心の形成に最も重要な時期である子どもの頃に、自分を取り巻く自然など身近なものとの関係を知り、将来自分たちが生きる社会が支え合いで成り立ていること、自分もその一部であることを感じる…

その時には意識をしていなかったとしても、先の人生を歩み進めていくうえで振り返った時や、岐路に立った時に、より豊かな人生の方向を指し示す道標となり、生きていくうえでの礎となります。

さらに、その体験は、広い視野を与えてくれ、家族や周りとの関係をより深め、まずは自分との関係を感じ取れるものに対して、心を表すきっかけとなるはずです。

私たちは、子どもたちがより良い人生を歩むために必要な力を育み、支えながら成長を見守り、導いていかなければなりません。自らの背中を見せて共に生きていくことは、親としても大きな喜びとなり、生きるうえでの糧となるはずです。

親から子どもへ、子どもから社会へ、そして未来へ、良心の循環を起こし、未来に希望と夢を持てる地域社会にしたいものです。

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