老後の不安…考える
日本人が幸福感を判断するときに重要視するトップ3は「家計の状況」「健康状況」「家族関係」です。
「公平で安心できる年金制度の構築」…社会保障制度がトップです。
一般財団法人経済広報センター「高齢社会に関する意識調査報告書」(2012年)によると、60歳代・70歳代が高齢期の生活・暮らしについて不安に思うことは…
1位 健康で自立した生活を送ることができなくなる
2位 配偶者との離別
3位 家族が健康を崩す。またその世話ができない
4位 収入(年金など)が減少し、生活が苦しくなる
5位 体調を崩したときに十分な医療・介護を受けられない
現状を見据えた上で先行きに関して、自分の思い通りにならない、今より状況が悪化する可能性を危惧し、色々と思い悩むことを総じて「不安を持つ」と呼んでいます。
「3人に2人が生活に不安、一番の悩みは「老後」…内閣府「国民生活に関する世論調査」ー産経新聞ー(2014・8・23日)から
日常生活での悩みや不安を尋ねたところ、3人に2人にあたる66・7%が「感じる」と回答した。具体的には「老後の生活設計」(57・9%)が最も多く、「自分の健康」(49・7%)、「家族の健康」(41・9%)、「今後の収入や資産の見通し」(41・0%)が続いた。
日常生活での不安について昨年6月の前回調査と比較すると、「老後の生活設計」が2・6ポイント増加し、「自分の健康」は2・7ポイント減少。今後の生活で何に力点を置くかの質問では、「所得、収入」(34・3%)、「資産、貯蓄」(33・4%)の回答がいずれも過去最高だった。老後の生活の備えに対する意識が高まっているといえそうだ…。
お金
毎月必要となるお金や公的年金額については、個人差がありますが、重要なのは、どのくらい長生き出来 るのかわからないので、いくらお金があっても不安は解消されないということです。
定年退職時に、退職金やそれまでの貯蓄はまあーまあーあったとしても、その後病気になるかもしれない、長生きしてどのくらいお金が必要になるかわからない、と考えると貯蓄を取り崩すのが不安で しょうがない、と言われる方が多いと思います。
健康
痴呆症になったらどうしよう…ガンになったら?などなど考えるとキリがありません。趣味を続けて、多くの人と話す機会を持つようにすることです…そのことが健康維持するのではないでしょうか。
家族
核家族化は仕方がない?そうであるならば、電話・メールなどでコミニティを積極的にとるようにしたいです。
少欲知足…あまり、いろいろな物を欲しがらず、現在の状態で満足すること。 欲望を全て、消してしまうのではなく、欲張らないで、与えられた現実を素直に受け入れることです。
« 春めく | トップページ | ふるさとは心のやすらぎの場所 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント