貧困と貧乏…を考える
貧困とは・・・教育、仕事、食料、保健医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れられない状態のことです。極度の、あるいは絶対的な貧困とは、生きていくうえで最低限必要な食料さえ確保できず、尊厳ある社会生活を営むことが困難な状態を指します。(国や社会的要因で起こる生活の質の低下)
貧乏とは・・・財産や収入が少なくて生活が苦しいこと。貧しいさま。災難や不慮の事故等で財産や家族の働き手がなくなり、生活費にこと欠かすような状態です。人並みの生活が目途が立たない状況です。生活保護などの社会的保障で、わが国では、被保護実人員数は2166千人・被保護世帯は159万世帯(26年2月現在)だそうです。
支え合う社会
あらゆる世代の人たちが相互に支えあい、それぞれの将来設計を描くことができる、国民一人ひとりのいのちと暮らしが守られる、安心、安定した社会保障を構築できる…すべての人に公平な機会が与えられ、「当たり前のことが当たり前にできる社会」を創ることが大事だと思います。
いま「格差社会」で安倍政権の経済政策…デフレからの早期脱却と日本経済の再生で、アベノミックス…「三本の矢」と言われている政策の陰に格差社会の増幅が問題と訴える人います。ピケティ理論などが、話題になって日本の資本主義の危機を唱えているようです。
そもそも、貧乏と貧困の違いは…なんであろうか、派遣村の村長の湯村誠さんは「溜め」があるかないかということだという。
■金銭の溜め
お金(貯金)を持っている人は、失業してもすぐには困らない。
そのお金でしばらく食べていけるし、また、積極的に就職活動することが出来る。
■人間関係の溜め
近くに支援を期待できる人がいる。
■精神的な溜め
自分に自信があること。自信があって、自分にゆとりがあること。
この3つの溜めのどれかがあれば、貧乏かもしれないが、貧困ではないと、主張しています。
貧乏は個人、貧困は社会と思いますが、「貧乏」であっても皆で支え合って生きている社会…理想です。貧しくとも、幸せと思えれば、楽しく生活が送れることでしょう。
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