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2014年1月 6日 (月)

二宮尊徳から学ぶもの

Galleryplayer20_van_gogh 戦後の日本人は、報徳の精神を、忘れ去ったのでしょうか?(報徳とは・・・受けた徳や恩義に報いること。)

今の日本に一番求められるであろう「報徳の精神」かっては、日本人の勤勉さと節約の精神、他人への思いやりは、小学校の校庭に銅像があった、二宮尊徳でも分かります。最近は、台湾やインドネシアなどの国でも、二宮尊徳の「報徳・愛国・節約」の精神を学んでいる人が多いという。

二宮金次郎(尊徳)は1787年に幼い時の母親を亡くし、14歳で父親を亡くし、叔父の家で農業に勤しみ、仕事の傍ら勉学に励み、実家を再建させ、倹約に努め、自己研鑽を積んで、貧しい村人を困窮から救った。

「仕事は生きがい、人生が仕事」である。謙虚で、節約をモットーとし「人間は天や地や、人の働きなど、また、あらゆるものの恩徳によって生存することが出来るのだから、それに報いるのが人生の目的でなくてはならない。一切のものの長所、美点を伸ばしていく事が大切だと」諭したのです。

村の開発に従事自ら率先して行動をし、多くの人望をあつめ感謝されました。

「仕事は人生そのものなのです・・・仕事の中に人生があり、人生の中に仕事がある。仕事は人を鍛え、人を創る。鍛えられた人こそ大きな仕事が出来る。その仕事を通じて社会に奉仕することだ。・・・この考え方こそ「報徳の精神」であります。

極めて誠実なこと・・・「至誠」。心身を労して仕事に励むこと・・・「勤労」。経済面での自分の実力を知り、それに応じて生活の限度を定める・・・「分度」。人を推薦して地位・名誉などを譲ること・・・「推譲」。の教えを今こそ思い返したいものです。

かっての元経団連会長の土光敏夫の「やりもしない、働きもしないで、どうして喜びが得られるだろうか」・「目刺しの食卓」を連想しました。

人間と獣と違うところは、自分の食べ物を「美味しいからどうぞお食べ下さい」と人に差し出し、美味しいものを共有できるが、獣は自分だけの餌を、他の仲間に差し出さないのです。

グローバル化した経済・多様化した価値観・IT産業の発達で情報化社会です。人々の暮らし満足度は良くなったと感じている人は多くなったでしょうか?

人間本来の助けあいは、報徳の心にあると思います。滝川クリステルの「お も て な し」言葉がありますが、私は「た す け あ い」の精神を日本中・・・いや日本から発信・・・世界中に広めていかねばと思います。

格差社会問題、地球環境の問題、飢餓や貧困宗教や民族の対立など、世界的な問題のみなら ず、ズームアップすれば、身近な出来事もよく見える、 残酷非道な事件、児童虐待、青少年の残虐行為、学級崩壊、いじめ等々・・・こんな時代は「助けあい・報徳の精神」が解決の糸口になるのではと思っています。

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