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2014年1月27日 (月)

取り戻したい日本人の心

030奥ゆかしさ」とは・・・深みと品位があって心ひかれます。または、深い心遣いが感じられて慕わしいことです。

滝川クリステルさんの「おもてなし」が13年の流行語大賞にノミネートされました。

優しさと思いやり、奥ゆかしさの心は近年失われてきたかに思われます。「ギスギスとした世の中」・・・むかしの日本人の心を取り戻したいものです。

MSN JAPAN・・・昨年(2013年)6月、アラブ諸国で最も若い国家元首になったカタールのタミム首長(33)のモットーは「日本に学べ」なのだという・・・

「どこか好きな国を見てこい。」首長は10年前、皇太子になったとき、こう勧められ、選んだ国が中国だった。

だが、目にした光景はこうだった。地下鉄に人々はわれさきに突き進む。子供がゴミを街中にぽんぽんと捨てる・・・。落胆と幻滅を強めたことは想像に難くない。

次に足を運んだのは日本だった。新幹線に整然と乗り込む乗客たち。ゴミ一つない東京ディズニーランド・・・

いかに鮮烈な印象だったか、を首長は8月末にカタールを訪れた安倍晋三首相に披露したのだろう。首相は記者会見で、その訪日に触れ、「秩序とマナーの素晴らしさに感銘を受けたとのことである」と紹介したほどだ・・・

一方「失われた日本人の心」という東南アジア、マレーシアの元上院議員ラジャー・ダト・ノンチック氏が寄せた一遍の詩があるように日本人の心を失ってしまったと、失望している人もいるようです。

『日本人よありがとう』(土生良樹著・日本教育新聞社刊)
かつて 日本人は 清らかで美しかった。そして日本人は親切でこころ豊かだった。アジアの国の誰にでも自分のことのように一生懸命尽くしてくれた。

何千万人もの人の中には少しは 変な人もいたし、おこりんぼや わがままな人もいた、自分の考えを おしつけて、いばってばかりいる人だって、いなかったわけじゃない。

でも その頃の日本人は、そんな少しの いやなことや、不愉快さを超えて、おおらかで まじめで希望に満ちて明るかった。

戦後の日本人は、自分たち日本人のことを、悪者だと思い込まされた。学校でも ジャーナリズムも、そうだとしか教えなかったから、まじめに自分たちの父祖や先輩は、悪いことばかりした、残酷無情なひどい人たちだったと思っているようだ。

だからアジアの国に行ったら、ひたすらペコペコあやまって、私たちはそんなことはいたしませんと言えばよいと思っている。

そのくせ経済力がついてきて、技術力が向上してくると、自分の国や自分までが、えらいと思うようになってきて、うわべや 口先では、済まなかった悪かったと言いながら、ひとりよがりの、自分本位のえらそうな態度をする。

そんな今の日本人が 心配だ。本当に どうなっちまったんだろう日本人は・・・

そんなはずじゃなかったのに、本当の日本人を、知っているわたしたちは今はいつも 歯がゆくて、くやしい思いがする。

自分のことや、自分の会社の利益ばかり考えてこせこせと、身勝手な行動ばかりしている。 ヒョロヒョロの日本人は、これが本当の日本人だろうか、自分たちだけで 集まっては、自分たちだけの楽しみや、ぜいたくにふけりながら、自分がお世話になって住んでいる。

自分の会社が仕事をしているその国と 国民のことを、さげすんだ眼でみたりバカにしたりする。こんな 人たちと本当に仲良くしてゆけるだろうか、どうしてどうして日本人はこんなになってしまったんだ。

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