天皇・皇后両陛下の御陵のこと
むかし(中学一生のころ)貞明皇后(香惇皇后)の「大喪の儀」は昭和26年6月22日に行なわれた時に、約7キロぐらい離れた学校から、歩いて行った覚えがあります。
先生に教えられた通り、みんな道路の隅に、膝まついて一行の車の列を通り過ぎるまで、目をつぶり、頭を地面につけて車の音が聞こえなくなるまでいました。全くその様子は分かりませんでした。ですから想像するしかなかったのです。
先だって、天皇陛下の御陵のことで、お話されたニュースがありました。江戸時代初期から350年あまり続いた土葬の伝統が変わることになるという。天皇皇后両陛下がお亡くなりなった際の埋葬方法について宮内庁はこれまでの土葬から火葬にすると発表しました。
宮内庁によると両陛下はかねてから陵や葬儀について、極力国民生活への影響を少なくしたいとの思いを持たれていたということです。その上で火葬であれば陵を簡素化できること、今の社会では火葬が一般化していること、天皇家では歴史的に土葬と火葬ともに行われたことを理由に挙げています。
関連して思い出したのが童謡の「ずいずい ずころばし ごまみそずい・・・」の歌です。全く意味が分からないで歌っていたのです。
要約すると・・・・
ある農家でずいきのゴマミソあえを作っていたら、将軍様にお茶を献上する"茶壷道中が"通りかかりました。何をされるかわからないので、家の人たちは急いで奥へ隠れました。
静まりかえった家の納屋では、ネズミが米俵を食べる音や鳴き声が聞こえてきます。井戸端ではあわててお茶わんを割ってしまった音が聞こえてきます。やがて茶壷道中は去って行くから、それまでは絶対に外にでてはいけませんよ。
前後の意味が全くつながらない部分がありますが、これは子ども向けの歌にはよくあることです。おとなたちが歌っている歌の一部分だけを取り出したりして、意味ではなく「言葉のつながりや語呂の良さ、リズム感を楽しんで」作る遊び歌の手法です。
アニメ『ちびまる子ちゃん』のテーマ曲『おどるポンポコリン』の歌詞なども、前後のつながりがはっきりせずに意味がつながらない部分があるのに、テンポと語呂の良さでみんなから親しまれる大ヒット曲となりました。
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