いい夫婦の日から連想・・・
来年は4月より消費税が8%に上がります。「貧しくてもあなたとなら幸せ」・・・
幸せとは・・・安倍首相・・・「家庭の幸福は、妻への降伏」と、facebookに書き込んだという。さらに、「家族の支えがあってこそ、男性も女性も良い仕事ができます。日本の元気は、元気な家庭から。強い日本を取り戻すベースです」と・・・
しかし、昭恵夫人は、消費増税反対。原発政策でも安倍首相と意見を異にしており、「家庭内野党」を自任していることを紹介しています。そして、安倍首相が低姿勢でそれに臨むことで家庭内をまとめたり、意見が異なっても夫人がいることが元気の源になったりしているとの見方を示したとの事です。
昭恵夫人は、私は原発反対なので、非常に心が痛む」と明かしたという。そして、主人にも『今、売り込むべきではない』と意見は言っているが、全然聞いてもらえない」とも・・・
ところで・・・最近、結婚しない若者が多いことで、社会問題となっています。
「女性と一緒にいるよりも1人でいたほうが楽だし、1人でいることにあまり抵抗がないんです」・・・これは問題です。『結婚して子供を生んで育てて一人前』・・・はもう過去なのでしょうか?
「恋愛事情からみた少子化問題」視点論点NHK解説委員室(2012年6月27日)
早稲田大学森川友義教授・・・解説より抜粋
結婚しない理由・・・
①・・・「見合い結婚の減少」
見合い結婚の特徴は、写真の他に、年齢、職業、学歴といった条件面での情報が容易に入手できる点です。
「3ない男」という「勇気がない」・「時間がない」・「出会いがない」という男性が数多くいます。恋愛経験が乏しく、しごとが忙しいために異性との出会うチャンスがない人達です。
②・・・経済的側面
日本の雇用状況が恋愛や結婚に影響を与えています。正規・非正規といった社会的地位や年収が、恋愛経験の有無や既婚比率にも影響を与えていることです。社会的条件が恋愛や結婚に重大な影響を与えているのです。
なお、厚生労働省の調査では、女性の場合には、正規・非正規の違いや年収が結婚に影響はほとんど与えないことが判っています。女性が男性をみる場合には、正規・非正規といった地位や収入という社会的条件が重要ということです。
③・・・「結婚後のみに得られるものの減少」
男性が結婚したがらない理由・・・男性にとって結婚のメリットは、子どもをもうける、独占的に性行為をする、専業主婦として妻に家事をしてもらう・・・が、近年では、性に対する価値観の変化、外食産業の発達、結婚というステータスが職場の昇進に不可欠ではなくなりました。
④・・・女性側の問題で、「ベースライン思考」
ベースラインとは、女性が自分を最低ラインとして考え、恋人にはそれ以上の資質であることを望む傾向のことを指しています。近年、高学歴、高収入になる女性が増えてきています。女性の高学歴が高収入をもたらし、男女間の格差は減少しつつあります。
女性は、自分自身を最低ラインとしてみて、学歴も収入も自分と同じかそれ以上を望むのが圧倒的に多い。社会的に成功した女性は男性に対する社会的条件の要求水準が過度に上がり、マッチングがスムーズに行われていないという現実があり、この問題も婚姻率の減少の一因になっています。
この問題を解決するのはどのようにしたらよいのでしょうか・・・?解決の大原則は「結婚後」の対策にあるのではなく、「結婚前」にあることを自覚する必要があります。
私は、親の面倒を看るということで、相当抵抗があるののではないでしょうか?
具体的な解決策として・・・
①・・・税金を投入してでも「お見合い」制度を復活する。
②・・・「街コン」の拡大です。「街コン」とは、男女を引き合わせる制度です。
③・・・現在のデフレ傾向は消費マインドを冷え込ませています。インフレ策に転換すべきです。阿倍政権の最重要課題ですが・・・
今後、政府に望む点は、「結婚後」に税金を投入するよりも、「結婚前」の男女に予算をあてがうことが重要ということです。
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